【言志四録を詠み解く引き寄せ短歌シリーズ】第120回です。
佐藤一斎の《言志四録》の《言志録》からご紹介します。
【書き下し文】
『胸憶虚明(きょうおくきょめい)なれば、神光(しんこう)四発(しはつ)す。』
《 言志録 161 》
【訳文】
「心の中にわだかまりがなくさっぱりとしていれば、精神の光が四方に輝く。」
参考文献:講談社学術文庫《言志四録(一)言志録》
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気がかりな事があると、心はすっきりしません。
気になることや不安な事は、案じているだけでは何も解決しません。
不安なことをただ漠然と心配しているだけでは何の解決にもつながりませんし、気になることをそのまま放置しておけばいつのまにか問題が大きくなってしまうこともあります。
不安を解消する方法を見い出してすっきりしたいところですが、なかなか簡単ではありません。
こうした場合の一番の解決方法は
「自分のできる範囲でできることをする」
ということです。
なんらかの行動をしていけば、精神の光が四方に輝くように解決に導かれることでしょう。
精神の光は自分自身の輝きですから、内なる心から発しているものです。
したがって、自分の底知れぬパワーを活かせるかどうかは心のあり方によるものだというわけです。
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あれこれと
悩んでいても
解決の
道は見えない
一歩踏み出せ
心配や
不安の中で
精神の
光を照らせ
闇は消え去る
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精神の光は
人生を明るく照らす
幸福を導く輝き
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本日も
ご覧いただき
ありがとう
ございます
【R060302】