結論から言います。

[保険診療での銀歯(金パラ)治療は3月で終わります]


理由はいくつかありますが、今なお続く戦争などの煽りを受け金属が高騰し続けている、これからもしていく可能性が高いという事が決定打になりました。(グローブや薬、プラスティック容器、麻酔薬も欠品が近いらしい)


三月に保険診療の点数が改定されたんですが金属治療をすればしただけ赤字になる状況には変わりなく残念ながら今まで通りの治療はできなくなりました。

もし赤字診療を続けたならスタッフや技工所を守れなくなる、何より医院継続ができなければ私を頼っていただけてる患者さんを守れなくなる。

これが最も懸念される事態です。


ですが金パラ治療をしない事が保険診療を拒否する事ではありません。

代わりに…

CADCAM冠、PEEK冠という非金属治療を優先することにしました。


銀歯は私的には長年の実績があり使いやすく、アレルギーが無ければ安定した素材でしたが、これからはこれらの素材を中心に治療を行うようになります。

もちろん、自費診療のジルコニアやメタルボンド、セラミックなどは継続します。

もともと金属をこれほど治療に使う国は日本だけですから身体の事を考えたらプラスなことかもしれません。


一番影響が出そうなのは「ブリッジ」でしょうか。

抜いてしまった歯を両側の歯で繋ぐブリッジは強度が必要でプラスティックやレジンだけでは対応できませんし銀歯が使えないとなると出し入れする入れ歯の頻度が高くなると思われます。

当然入れ歯は違和感や痛み、取り扱いのめんどくささがありますから「ブリッジにして欲しい」と思われるかもしれませんが保険ではできなくなります。


保険でできるのにやらないのは保険診療違反ではないのか?

という事を聞いた事があります。


はっきり言うならば違法ではなく全ての材料や全ての治療技法を無条件で提供する義務はなく、特定材料使用停止、代替の材料や治療の提示、そしてその説明をしているならば違反には相当しません。


私は保険医である以上保険でもなるべく良い治療を心がけて35年やってきましたがそれは今からも変わらずやりたいとは思っています。

しかしドクターになった平成初期より金属が10倍になったのです。

今のところ保険医を辞めるつもりはありませんが。


申し訳ありません。

何卒ご理解、ご協力をお願いします。


やざわ歯科クリニック

院長