『キャロル』を解散して、すぐに発表した矢沢永吉の名刺代わりとも言えるソロデビュー曲「アイ・ラヴ・ユー,OK」
当時『キャロル』のイメージを想像していたファンからは非難の嵐となったこの曲も、今や矢沢の歴史には無くてはならない名曲へとその評価を変えていった。
まだ“矢沢永吉”の名が世に知り渡っていない頃から、デビューを夢見て温めていた曲。
アイ・ラヴ・ユー,OK
作詞・相沢行夫
作曲・矢沢永吉
☆矢沢永吉 激論集 ”成り上がり” より抜粋
ヤマト解散を決めたわけよ。… 木原も、やめるんじゃないかって感じていたんだよ。それ、インスピレーションってやつでね。
ついにね「矢沢、実は…」ときた。もう、オレ、何が言いたいかわかるわけ。「やめさせてくれないか」と言うのね、きっと。
「いや、そんな…」オレ声にならなかった。「親父も、うるさくてサ…」というのは、オレが木原を口説く時、
あいつの親父さんと約束したわけよ。「1年間預けさせてくれ」と。それで、明治大学、休学届け出したの。
1年間、何も起きなかったらやめる約束で。