解説

日本ロック界のスーパースター・矢沢永吉の1979年9月15日名古屋球場で開かれたステージと、マスコミに見せない私生活の姿を追ったドキュメント。1980年製作/98分/日本配給:富士映画

ストーリー

<収録曲目> バイ・バイ・サンキューガール/ずっこけ娘/馬鹿もほどほどに/古いラブレター/苦い涙/ガラスの街/世話がやけるぜ/I say good bye so good bye/Mr.T/アップタイト/トラベリン・バス/過ぎてゆくすべてに/チャイナタウン/ワンナイトショー/黒く塗りつぶせ/天使たちの場所/鎖を引きちぎれ/長い旅/ルイジアナ/時間よ止まれ/Run & Run

 

 

 

 

 

 

 

「インタビュー」

 

僕はいつも仲間に言うのよ

お前も 俺も もうすぐ30になるね。

30になる時 男には色気がつくからね

色気の30になるんだ。20代とはちょっと違う。

でもね 30の色気の最高の年齢に入る時にね

20代頑張ってない奴は、パスポートもらえないんだよっていうわけ

パスポートにちゃんと判をピタッと押してもらわないと30代に入れないから

だから俺 泣くなよっていうわけ  泣かない為にやっぱり

パスポートもらえるように申請出せるようにしなくちゃいけないし

で俺がね 自分でパスポートもらえたのかなと思った時にね

俺はどうにか もらえたんじゃないのかなと思うわけ。

 

 

僕ははっきり具体的にいうのね

勝ち続けてきた、気持ち良さ、気持ちなんて関係ないよ

銭だよ  it's money moneyを稼ぐべき。

長者番付 番付なんてどうでもいいのよ

ガンガン金持って、やっぱり大邸宅住まないと

キャディラック、ベンツ乗り回さないと

そこまでやれば、そりゃあカッコイイですよ。

 

 

新聞社行けば大喧嘩するしね。

今の矢沢になれば、書かしてくださいってくるけど

あの頃は、書いてやろうかという態度でしょう

書いてやろうかむかっなにをこの野郎!じゃ二度と書くなって

大喧嘩して、ドアをバーンと蹴とばして帰ってきたところだよね。

もうメチャクチャよ。今考えたら、ちょっとやり過ぎたのかなと思うんだけどいいと思いますよ。

 

 

30代の永ちゃんはカッコよすぎ!まあ今もカッコいいけど、いい年の取り方をしてる。

” 30の色気の最高の年齢に入る時にね、20代頑張ってない奴は、パスポートもらえないんだよ”って言ってたよね。

この名台詞に当時の俺は、ドキッとしたのを今でも覚えてる。

 

 

バイ・バイ・サンキューガール                 

 

作詞・木原敏雄

作曲・矢沢永吉

 

Bye-bye.Thank you girl
最後だけは
Bye-bye.こらえきれず
いま WOW-WOW
お前から
いつも俺にくれた夢が
甘くやるせなく
いま WOW-WOW
なぜこうも心こんなにも
過ぎた日を
駆け抜けるむなしく
Bye-bye.Thank you girl
忘れそうもないよ俺は
別れの言葉も
いま WOW-WOWOh


Oh、なにも言わずに

ただ見上げて 黙るときを
冷えた 唇 にいま WOW-WOW
なぜこうも心こんなにも
ただ一人 ゆれる 外は雨
O.K. Bye-bye. Thank you girl
忘れそうもないよ俺は
別れの言葉も

いま WOW-WOW…