【知能検査】ウイスク結果出た | 3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ)

【知能検査】ウイスク結果出た

娘・うめてん。小学6年生。

先日受けたWISCの結果を聞きに行ってきた。



WISCでは以下のことが分かる。

言語理解…言葉による理解力、コミュニケーション力がどれくらいあるか

知覚推理…視覚的な情報を把握し、それに基づき行動できるか

処理速度…視覚的な情報を処理する速度がどれくらいか

ワーキングメモリー…情報を記憶しながら処理する力がどれくらいあるか



私は先日ブログに書いたように、結果の予想をしていた。


予想

・言語理解 やや苦手

・知覚推理 苦手

・処理速度 得意

・ワーキングメモリー 得意


しかし結果は少し違った。


結果

・言語理解 平均的

・知覚推理 やや苦手

・処理速度 やや苦手

・ワーキングメモリー 突出



心理士さん「質問に対して、違う話をずっとし続けたり、話が広がりすぎて正解を言えないことがありました」


心「どうしてその答えなの?と理由を聞いても『そういうものだから』という答え方をしてしまうことがありました。本質的な理解が出来ていないところがあります」


心「前の問題の答えを言ってしまうことがありました。不要な記憶を整理するのが苦手なようです」


心「見本を見て同じようにするのが苦手です。また、問題をぱっと見ただけで諦めてしまうことがありました。目からの情報より、耳からの情報の方が理解しやすいようです



聴覚優位ってやつだ!!

これは予想していなかった。


でも言われてみれば、そうだと納得できることがある。リボン結びを、見本を見せてもいつまでも出来るようにならないとか、模試等でビッシリ書いてある問題文は読むことすらしないとか。



心「うめてんさんのように記憶力が良くて聴覚優位だと、通常級でもやっていきやすいです。口頭で複数の指示をされても、動くことができると思います」


心「難なく出来る面がある一方で、苦手なことはなかなか出来ないし諦めてしまいやすい。これは先生や周りの子たちから『やる気がない』など誤解を受けやすくなります」


心「記憶力が良いのですが、忘れて良いことを消去するのが苦手です。嫌な記憶がずっと残っていたりします」


心「そして自分を客観的に見るのが苦手なので、場所に合った適切なふるまいや発言をするのが難しいのと、勘違いをしやすいことがあります」



勘違い……そういえば以前、「いじめられた」と訴えてきて、蓋を開けてみると間違いを指摘されただけだったりしたことがあったなあ。



対策として以下のようなアドバイスをもらえた。


・物事の本質を分かっていない→普段の生活で、常識的なことであっても理由を伝えて本人の理解を促す


・模倣が苦手→順序だてて、少しずつ根気強く教える


・見た目で諦める→長い文章は部分的に隠して、少しずつ読むようにする


・客観的に見れない→本人の辛い気持ちを聞いてあげた上で、客観的な事実(それはいじめではなく、間違いを教えてくれただけなんだよ等)を伝える。



今回、★中学系の施設で検査を受けたので、「もし★中学に進学したら上記のような支援をしていくことになります」と言われた。

すごいよ★中学!!

ただ、「希望する子が多いので合格するのは難しい」とも言われた。



全体のIQは前よりかなり上がっていた。ワーキングメモリーが突出していて引っ張った形だ。デコボコの差が大きい。



心「これまでは田中ビネーを受けていて、9歳まで療育手帳を取得されていたのですね。IQの値がどんどん上がるということはあまり無いのですが、田中ビネーよりウイスクの方が相性が良い子がいます。その逆もあります。うめてんさんの場合はウイスクとの相性が良かったのかもしれません」


IQは基本的に変わらないとよく聞くが、検査との相性の良さで上がったりするのか……



それにしてもWISCすごいな。うめてんの性格や困りごとなど、ピタリ賞をあげたい。

今後どういう対応をしていけば良いか、心理士さんからアドバイスももらえたし、受けて良かった。