【がん治療】CTと放射線治療計画 その1
乳がん部分切除手術をした人は、基本的に放射線治療がセットでついてくる。目に見えないレベルのがん細胞を放射線で死滅させるためだ。(全摘出術だと放射線治療は基本的に無し)
放射線治療は休日以外毎日で、回数は「全16回」と言われた。(回数は人によって変わる)
放射線治療開始前にまず放射線科の医師の診察。これは前回してもらい、放射線治療についての説明があった。
そしてCT検査。こちらは前回時間がなくなってしまい今回に延期してもらった。
CT検査は普段のCT検査室ではなく、別の場所に案内された。
X線技師さん「こちらで今後放射線治療をしていきます。今日は治療と同じ体勢でCTを撮ります」
へー!そうなんだ。
はじめにCTを撮るのは、放射線治療のときの位置合わせを確実にするためらしい。
乳房用検査ケープと検査ガウンに着替え、CT室の中に案内された。下半身は自分の履いてきたズボンのままで大丈夫だった。
X線技師さん「ガウンは脱いで横になって、両腕を上げてください」
ガウンを脱ぐと、ほぼ上半身すっぽんぽんだ。乳房用検査ケープは、タオルを掛けるくらいの意味しかない(無いよりかは恥ずかしくない程度)
言われるままに横になり、腕を上げた。
X線技師さん「位置の調整していきますね。腰をあと少し左にずらします……ここは右に……すこーし首をかたむけますね」
うう、私、けっこう骨格ゆがんでいるんだよね![]()
まっすぐ寝ているつもりだが、まっすぐになっていないのでかなり補正された。
X線技師さん「いま痛いところはありませんか。無理しないでくださいね。治療中はずっとこの体勢で動けませんので、辛くないようにしてください」
そう言われると……
約20年前にスキーで転び左肩を脱臼したところが
なんか痛いような気がしてきた。
今まで気にしたことなかったが、意識すると急に痛くなってきた!←迷惑な患者
「左肩が少し痛いんですが……」
すると微妙に角度を変えてくれたり、下に敷物をしてくれたりして少しマシになった。
この時点でけっこう時間が経っていた。なかなか大変な作業だ。
X線技師さん「では印をつけていきますね」
出たーー!印つけ!
油性マッキーで体に描き描きしていく。くすぐったい。
そして思っていた以上に印の範囲が大きかった![]()
身体の中心線〜脇腹あたりまで何本か線をひかれた。
そしてCT撮影。
今回は造影剤も使わないし、呼吸指示もなくて、ささっと数分で終わった。
レントゲン技師さん「はい、CTは終わりです。この後看護師から今後の計画について話があるので、着替えをして待合室でお待ちください」
鏡に映った自分の姿を見てビックリ!印は赤でひいてあり、ぱっと見、身体中に大きな傷がある人のようだ。
レントゲン技師さん「次回は黒のペンで印をつけていきます。汗で色が落ちたりするので、高級な服は着てこないように注意してください」
次回もまた印つけるんだ!次は黒か……
その2に続く