【がん闘病】病理組織検査の結果説明
3月末、私は乳がんの手術(部分切除)をした。
ついに今日は、
手術で取り除いたブツの正体が分かる日!!
・取り除いた部分の端までがん細胞が広がっていたら再手術
・悪性度が上がっていたら抗がん剤追加
・がんが取り切れていて、悪性度も上がっていなければ、放射線治療とホルモン剤治療
と言われていた。
今日はこの先の運命を決めるかなり重要な日だ。
主治医のキリッと先生がしっかりと結果説明をしてくれた。
👩⚕️「説明します。手術で腫瘍は取り切れていました。
エストロゲン+、プロゲステロン±、HER2−、ki67 10-15%、ルミナールAの粘液がん、リンパへの転移なし、ステージ1です」
良かった!再手術にはならないし、治療も当初の予定通りになりそうだ。
取った組織の写真も見せてもらった。写真を貰うことは出来なかった。顕微鏡写真は無かった。
腫瘍の浸潤径1.8×1.4センチ。
取り除いた組織径は約5センチ。
直径5センチのボールを左胸から取り除いた……
…………
とは
思えないくらい、
今の胸の状態は前と変わらない。乳輪と脇に傷がちょっとあるくらいだ。
部分切除の手術は、ブツを取って閉じてハイ終わりではなく、胸の形やボリュームの違和感を減らすよう、まわりの脂肪や乳腺を剥がしてバランスよく寄せ集めてくるそうだ。
先生すごい
(注・全摘のメリットもあるし、私が将来部分切除を後悔する可能性もある。人によって考え方は違うので部分切除をオススメするわけではない)
👩⚕️「今後の治療についての説明をします。まずホルモン剤を毎朝飲んでもらいます。明日からもう飲み始めてください。ノルバデックスという薬ですが、のぼせ、めまいなど更年期障害に似た副作用が出ることがあります。こちらは10年間飲み続けることが推奨されていますが、経過を見て5年で終わりにする選択もあります」
「ホルモン剤は太る、というのも聞いたことがありますが、どうですか?」
👩⚕️「ありますね。ほかにコレステロール値が上がったりすることもあります。もしあまりに高くなったら、内科でコレステロールを下げる薬を貰うことになります」
「私、来週こちらの病院の婦人科にかかって子宮筋腫の手術の相談をする予定です。子宮筋腫の方にこのホルモン剤は影響ありますか?」
👩⚕️「もし手術するのであれば、この薬は血栓を引き起こす恐れがあるので手術の時は服薬を中止してください。あとこの薬は子宮筋腫を増大させたり、まれに子宮体がんを起こすこともあります。婦人科での定期観察が重要になります」
子宮筋腫を増大!?
もう絶対これ以上大きくしたくないのに!
さっさと取り除いてしまうに尽きる。来週の婦人科でよく相談してこよう。
👩⚕️「次に、放射線治療の説明をします。休みの日以外は毎日照射するのですが、まず体に印をつけるところから始まります。ちょうどゴールデンウィークが来てしまうのですよね……。ゴールデンウィーク前に印をつけて、ゴールデンウィーク後に照射となると、印が消える恐れもあります。ゴールデンウィーク後からの開始でも良いでしょうか」
「放射線治療のスタート時期が遅くなることで、再発とか手遅れとかならないですか」
👩⚕️「2、3週間程度は気にしなくて大丈夫です。ゴールデンウィーク後でいいですか?」
「はい、それでお願いします」
(後で気づいたが、放射線治療は何回で終わるのか聞き逃していた)
👩⚕️「何か聞いておきたいことなどありますか?」
「あっ、前回、
先生に診てもらったのですが、乳首にカサブタができていて……あ、もう治ってました。あと、脇に水が溜まって抜いてもらったのですが……もう大丈夫そうですかね?」
👩⚕️「見せてください。……大丈夫ですね」
「あと、あのー、傷のまわり、なんとなく色が黒っぽいというか、気になるのですが」
👩⚕️「これは良い方です。もっと赤黒くなることもあります。放射線治療を受けると更に色味が変わったり固くなったりしますが、それがどうこうということは無いです。少しずつ目立たなくなっていきます」
「そうなんですね」
👩⚕️「私の診察は、今日で最後となります。今後は、もともとかかっていたMクリニックに戻ってもらい、そちらで経過観察と薬の処方をしてもらってください」
「 」
まさかの
本日が最終診察だった!!
えーー!薬の効き具合とか、放射線の経過とか、キリッと先生は診てくれないんかーーい!
でもここはでっかい病院。次から次へと重篤な患者さんが来るから、一段落した患者は速やかに地域に戻されるというのも仕方ないのだろう。
「先生、お世話になりました。本当にありがとうございました」
👩⚕️「お大事にしてくださいね」
これにて私の乳がん闘病第一章は終わりとなる……。そしてここからの第二章が長いぞ……。ホルモン剤5年〜10年かーー!
再発しませんように!!