【がん闘病】検査備忘録2 造影CT
検査備忘録その2。
乳がん告知後、転移がないか調べる検査として「造影CT」と「造影MRI」をすることになった。
「造影CT」は告知当日に検査可能だったのだが、「造影MRI」は生理周期と関係するらしく別の日を指定された。(生理の日と直前直後は避けた方が良いとのことだった)
告知の直後で、頭が混乱しボーっとした状態で受けた造影CT検査。
備忘録といいながら、もうすでに忘れている部分もあるので微妙に間違っているかもしれない。もし参考にされる方がいらしたらご了承を。
造影CTは、普通のCTと違い、造影剤という薬剤を体に点滴しながらレントゲン撮影することで、血管走行や病変部が見やすくなる検査だ。
検査の同意書を書いたり検査着に着替えたり造影剤の説明受けたりをババババと済ませ、いざ検査に臨んだ。
造影剤を入れるために腕に針を刺し、もうこの時点でウヘエ〜〜嫌だ〜〜と思ったが
やるしかないので
頭をボーっとさせることに集中(?)した。
仰向けに寝て、腕を上げたポーズをとらされてCT機械に入っていく。
肩が上がりにくいお年頃なのでこの体勢は……辛い。
しかも造影の針が腕に刺さったまま。怖。
造影剤は外部操作により自動で入っていく仕組みになっているようだった。時代の進化、すごい。
先生「今から造影剤入りまーす」
検査室の外にいる先生(技師さんかも)の声が聞こえてきた。
先生「お腹のあたりが熱く感じると思います。たまにオシッコもれたと申告する方もいますが、もれてませんので気にしないでくださいね」
!!!????オシッコもれ!!!!???
吹きそうになったが頭をボーっとさせることに集中した。
そして本当にお腹の辺りが熱くなってきた。
あとノドのあたりも……。なんとなく痛いような、咳したくなる感じになったが我慢した。
先生「体調は大丈夫ですか?撮影していきますね。呼吸指示していきます」
吸ったり吐いたり止めたりの指示が目の前のモニターに出て、その通りに呼吸をした。
撮影は10分ほどで終わり、針を抜かれてほっと一息。看護師さんにより体調チェックが行われた。
看護師「息が苦しいとか、のどが痛いということはありませんか?」
私「あ、ノドいたいです」
ここで看護師さんの顔色が変わった。
私「あ、でも、なんとなくなんで、大丈夫かも……」
看護師「だんだん悪くなるかもしれないから、しばらくここで休んでいてください」
だんだん悪くなる?怖っ!と思ったが、結局その後すぐノドの痛みはなくなった。造影剤のプチ副作用かな?数日は体調変化に注意してくださいと言われた。
そして造影剤を排出するため、今日は水分を沢山とるようにとも言われた。
マンモトーム検査ほどの苦痛はなかったが、検査としては嫌な部類だった。まず針を刺されるのが苦手だし、造影剤なんて謎なものを入れられるのも嫌だった。レントゲンによる被曝も気になる。
針ヤダとか被曝ヤダとか言ってられるような状況ではないのは分かっている。医療の発達で助かる命が増えていることは素晴らしいことで感謝すべきことだ。
でもやっぱり嫌なものは嫌なのであった。