〈追記あり〉自閉症の私が跳びはねる理由 | 3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ)

〈追記あり〉自閉症の私が跳びはねる理由

〈追記〉

セルフリブログを貼る。

(2019年3月のブログ)

この時とあまり変わっていない。(手はあまり振らなくなった)





娘・うめてん。

現在腕を骨折中。


普段から歩き方にクセがある。

跳びはねるような、スキップするような歩き方だ。

基本爪先歩きで、かかとをつけない。


思い悩んで医師に相談し、OT(作業療法士)に診てもらったこともある。

結果、医師からは

「異常とは言えない、治療することは無い」

とのことだった。


本人と話して、意識すればかかとをつけて歩けるという。たしかに普通っぽい歩き方もできる。しかし無意識に歩くときはやっぱりピョンピョンだ。

登校班で歩く時など、集団の中、一人歩き方がおかしいのが目立つ。


そして一番問題なのが、

雨が降ってもこの歩き方なことだ。


雨の中、爪先スキップをすると、

すべる。

危ないのだ。


雨の中うめてんと一緒に歩いていて、私は、

プンプン「スキップしないで!危ない!滑るよ!」

ばかり言っている。


にやり「うん、分かってるー。でもスキップしたくなるんだよねー」


私がどんなに注意しても、スキップになってしまう。

そしてついに、


アセアセ「あっ……」


すべって転んだ!

お尻から転んだので、骨折した腕へのダメージは無かった。


ムキー「ほら!!だから言ったでしょ!!転ぶって!また骨折したらどうするの!?折れるよマジで!!!」


ぐすん「ごめんなさい……」


ムキー「分かってるの!?スキップ歩きは危ないから、雨の時は絶対にしちゃだめ!!」


笑い泣き「うわああああん、分かってるよー。でもしたくなっちゃうんだよーーー!うわああああん」


これは、

あれか。

有名な本。


「自閉症の僕が跳びはねる理由」

を読んでみれば原因が分かりそうだ。




以下、抜粋


跳んでいる自分の足、叩いている時の手など、自分の体の部分がよく分かるから気持ち良いことも跳びはねる理由のひとつです

(中略)

縛られた縄を振りほどくように、ピョンピョン跳びはねるのです。跳べば、体が軽くなります。


……

うーん、これなのかなあ。

うめてんの場合、本能でスキップしたくなってしまい、理性での制御が難しい状態のように見える。


やっぱりここでも生きにくさがあるなあ。




あと、私はつい

ムキー「コラー!やっちゃダメでしょー!」

と怒ってしまうのだが、


自閉症への対応としては

不適切な行動をした時に怒るのではなく、

正しい行動をしている時に褒めることが重要らしい。


なので、今回の場合は

スキップせずに普通に歩けている時に

おねがい「偉いね、かかとつけて歩けているね。カッコいい!素敵。」

と褒めるべきだったのだ。


これを積み重ねていけば、本能を抑えるだけの理性が育っていく……


のか????




普通にただ歩くことの難しさよ。