「手を上げる」 | 3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ)

「手を上げる」

娘・うめてん。

小学5年生。


塾の宿題(国語も算数も)がまるでできない。


宿題白紙で行くわけにもいかないので、親(私)が解いてあげて問題用紙に書き込み、それをノートにまる写しするように伝えている。

ちなみに模範解答の冊子も塾から配られているのだが、それを丸写しできる能力は無い。(該当の箇所を見つけられない。見つけてもそれを見ながらノートに写すことができない。自閉の凹部分なのかも)


ぜーんぜんダメかと思いきや、そうでもなく、

国語の長文読解問題を眺めていたと思ったら


ガーン「あっ、これ誤字だよ!」


と言い出した。


ウインク「見て、ここに『手を上げる』って書いてある。これ、正しくは『手を挙げる』だよね!?」


びっくり「よく見つけたね。でも、これ、『手を上げる』という言葉があって、『暴力をふるう』という意味なんだ。それでもよく気がついたね〜!」

(こういうのが自閉の凸部分なのかも)


ムキーッ「は?暴力?そんなのダメに決まってるじゃん!!暴力反対!」


ガーン「あのー、あくまでもこの文章に出てくる話であって、実際に暴力をふるうのがダメとかそういう話ではないんだけど……」


ムキーッ「もー、暴力なんて絶対だめだよ!」


話が通じない。

これも自閉の凹部分か……orz


一事が万事このような状態で、この生きにくさはかなりのものである。


よく自閉っ子に対して言われるのは

「得意なことを伸ばしましょう」

「凸部分を自信につなげましょう」

なのだけれども、


どーーーしたって、

凹部分を底上げしていかないと、

生きにくいったらありゃしないよ!!!

凸部分があっても、凹で台無しだよ!


この先、生きやすくなるために、凹部分を平坦にしていきたい。

どうしたらいいか考えていきたい。