「手を上げる」
娘・うめてん。
小学5年生。
塾の宿題(国語も算数も)がまるでできない。
宿題白紙で行くわけにもいかないので、親(私)が解いてあげて問題用紙に書き込み、それをノートにまる写しするように伝えている。
ちなみに模範解答の冊子も塾から配られているのだが、それを丸写しできる能力は無い。(該当の箇所を見つけられない。見つけてもそれを見ながらノートに写すことができない。自閉の凹部分なのかも)
ぜーんぜんダメかと思いきや、そうでもなく、
国語の長文読解問題を眺めていたと思ったら
「あっ、これ誤字だよ!」
と言い出した。
「見て、ここに『手を上げる』って書いてある。これ、正しくは『手を挙げる』だよね!?」
「よく見つけたね。でも、これ、『手を上げる』という言葉があって、『暴力をふるう』という意味なんだ。それでもよく気がついたね〜!」
(こういうのが自閉の凸部分なのかも)
「は?暴力?そんなのダメに決まってるじゃん!!暴力反対!」
「あのー、あくまでもこの文章に出てくる話であって、実際に暴力をふるうのがダメとかそういう話ではないんだけど……」
「もー、暴力なんて絶対だめだよ!」
話が通じない。
これも自閉の凹部分か……orz
一事が万事このような状態で、この生きにくさはかなりのものである。
よく自閉っ子に対して言われるのは
「得意なことを伸ばしましょう」
「凸部分を自信につなげましょう」
なのだけれども、
どーーーしたって、
凹部分を底上げしていかないと、
生きにくいったらありゃしないよ!!!
凸部分があっても、凹で台無しだよ!
この先、生きやすくなるために、凹部分を平坦にしていきたい。
どうしたらいいか考えていきたい。