天災への恐怖心
娘・うめてん。小学4年生。
隕石だとか大地震だとか噴火だとか、
そういうものを過度に怖がる性質がある。
特に隕石へのこだわりが大きく、一時期は毎日インセキインセキ言っていたが、最近は少し落ち着いてきた。
そしてこの前、テレビで大地震特集をやることを知ったうめてんが、「これ見たい!」と言い出した。
南海トラフ地震をドラマ仕立てにした番組だ。
うう、もう想像しただけで怖くて……正直私は見たくないし見せたくなかったが、
大地震をむやみに恐れるよりは正しく恐れる方が良いだろうと思い、一緒に見ることにした。
ドラマを見始めるとすぐ
「キャー!地震くる!」
と半分茶化したような、ふざけたような態度のうめてん。
そしていよいよ(ドラマの中で)大地震が起こり、人々が避難して救助を待つ場面となった。
うめてんも私もシーーーンと真剣に見入った。
ドラマの中で、
「救助なんて来ない!自分で生きていくんだ!」
みたいなセリフがあって、私はうめてんに
「そうだよねえ、助けもすぐ来てくれるわけじゃないし、他力本願にならず自力で頑張らないとねえ」
と話しかけた。
するとうめてんは……
「私だったら、こんなことになったらジサ○する」
なんだと?
「なんてことを言うの!!!」
「だってこんなの嫌だもん。怒るならもう言わないよ」
えーーーー!こんなことを考えるなんて。
その後、番組が終わってから、大地震にどう備えるか、もし起こってしまったらどうするかをうめてんと話し合った。
すぐ諦めようとするうめてんを説得し、生きよう!生きられる!こうしておけば大丈夫!頑張ろう!と
必死にアゲアゲしていった。
でも、うめてんはものすごく消極的で、暗くなる一方だった。
本当に大地震が来たらどうしよう。
もちろん、懸命に生きるし、生きさせる。
私は絶対後ろ向きにならない!!
うめてんも頑張ってくれーーー![]()