いよいよ危ない(父)
入院中の父。
病院から連絡が来て、
血圧が下がり、酸素濃度も悪化しているらしい。
いよいよだ。
病院は現在コロナのクラスターが発生していて
面会不可。
亡くなっても会えない。
葬儀屋さんに引き渡すまで会えない。
なんてことだ。
仕方ないとはいえ、悲しい最期だ。
私は毎日、実家で父の膨大な荷物を整理している。
元気に仕事していた頃のもの、
リタイアしてからのもの、
認知症が始まってからのもの、
地層があり、それぞれの物に対する父のメモがあったりして、しんみりする。
父は40〜50代の頃は単身赴任をしていたため、私は父と一緒に生活していた期間はとても短い。
思い出は少なく、淡々としている。どちらかというと認知症になってから(ここ数年)の印象の方が大きい。
10歳離れた兄は父と生活していた時間が長いため、私とはだいぶ思いが異なるようだ。悲しみの深さが私とは段違いに感じる。
母もかなり悲しそうだ。ものすごく仲の悪い夫婦で、私は悪口ばかり聞かされていたので、亡くなってせいせいするくらいなのでは?と予想していたが、すごく沈んでいる。仲が悪そうに見えても、本当の気持ちは分からないものだな。
娘・うめてんにもおじいちゃんが亡くなりそうだと伝えた。
お葬式はいつ?学校休むの?
と気にしている。
ま、そうだよね。ほとんど関わりなかったし。マイペースでいてくれた方がいいわ。