学習ボランティア 釣り編 | 3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ)

学習ボランティア 釣り編

小学校の校外学習ボランティアに行ってきた。

学習内容は、釣り。


釣りーーー!!??


そんなの小学校でやるの???

普通やらないよね。

大学の海洋生物学でも釣りの授業は無かったな……

おそらく、この学習は地域限定のものだと思う。



私は娘・うめてんのクラスにつき、釣り場までの引率と釣り場での手伝い・安全見守りをした。


救命胴衣を身につけ、釣り竿等を借り、釣りの方法を会場の方から教えてもらう。

エサのアオイソメ(ミミズみたいな虫)を針に付け……って、いやいやいやいや、さすがに海洋生物大好きな私でもそれはちょっと。釣りの経験ないし。

結局エサつけは会場の方にやってもらった。


子供たちはテンション高っ!!!!

釣り場に着いただけで、すっごく楽しそう。

「こっちの方がいっぱい魚みえるよ」

「はやく釣りしたい!」

「レアなの釣りたい!」

ワアワアと騒いでいて、知的好奇心のカタマリ!


うめてんは……

無言で淡々としていて、めっちゃ地味。いなくなっても分からないくらい地味。誰とも喋らないし、良く言えば「落ち着いている」。

ちなみに家庭でのうめてんは落ち着きとは対極で、常に喋り続けているし常にどこかしら動いている。得意技はYouTubeエコラリアで完全にセリフを覚えて再現し一人で大笑いしている。いいんだよ、家では自由さ……。


釣りを開始し、

いきなりうめてんが魚を釣った。

(補佐あり)


「すげー、うめてん」

「はやっ!いいなー」

クラスの子たちからもいろいろ声をかけてもらえていた。ああー、こういう光景は胸熱だ……!


うめてんは

「あ、あ、……」

と、自分でも信じられないような表情で言葉も出ないで固まっていた。(釣った魚から針を抜きバケツに入れるのは大人がやった)

「うめてんさん、やったね。写真撮るよ!」

と先生から言われて、ようやく

「やったー」

と小さな声が出た。


その後、

ほかの子もチラホラ釣れ始め、

最終的には7割ほどの子が釣れていた。

釣れなかった子は悔しそうにしていたが、それはそれで思い出になるだろう。


帰りも引率をしたが、ザワザワする子供たちの中で、うめてんは非常に大人しく私語も一切なく地味に真面目に歩いていた。

いつもこういう感じで誰とも話さず真面目そうにしているんだろうな。そういう子ほど危ない、のいい例だ←良くない



家に帰ってからの、うめてんは。


「ねえねえ、今日の釣り、わたしすごくない!?最初に釣れたんだよ?イエーーー!!ジャスティス!!!ヒューーッ!!」

ガッツポーズをし、叫びながら、せまい家を駆け回る。


あのー。さっきまでのあの大人しくて地味な子はどこに行ったのか。

そしてもし釣れなかったら一体どれだけ落ち込んでいたのだろう……。釣れて良かった。


釣りは楽しかったようで、またやりたいと言っていた。また家族でも釣りに行こうと思う。



それにしても、

うめてんの内弁慶っぷりよ。


なんでこうなったのだろう?

学校でヘンテコ発言をしたりすると変な目で見られると気付いたから、無言になったのかなあ。

TPOをわきまえて、ほどほどに自分を出せるようになるといいんだけどなあ。

お喋りできるような友達ができるといいけどなあ。

なかなか難しいか。