衝撃のOT
娘・うめてん。
先日療育センターで年一回の児童精神科受診をして、後日OT検査をすることになった。
そしてOT検査当日。
私も同室させてもらい、検査の様子を見せてもらった。
OTの先生はとてもテンションが高く、うめてんもいい感じにやる気が出てきた。
まず、お医者さんに相談した「しゃがむときにカカトが浮いてしまう」件。
うめてんはこの日のために猛練習をして、カカトをつけたまましゃがめるようになった。(私が練習させたのではなく、自主的に練習していた)
……というわけで、この件についてはサクッと終わった。足の動きに特に問題なし。
あと、不器用さについても相談した。
ボタン、リボン結び、折り紙、釘打ち等を実際に行い、その様子をOTの先生に見てもらった。
うめ「あー、こういうの、苦手でやりたくないんだよねー」
ブツブツ言いながら、出来るものもあり、出来ないものもあり、途中でやめてしまうものもあり。
折り紙は「最初に三角に折ってね」の指示で、少しのズレを許せなくて何度かやったがピッタリ合うことができず、「もう嫌だ!」になってしまった。
しかし、さすがプロ。OTの先生があの手この手でやる気を引き出したら、最後まで折りきって完成させることができた。
ボタンも面倒くさがりながら課題を全てこなすことができた。しかし最後になって「ここ間違えたかも」(実際には間違っていない)と言い出しやり直そうとして、先生に「大丈夫だよ、出来てるよ」と止められることがあった。
ああ、これは。
不器用というのとはちょっと違うかも。
出来ないものもあるけれど、出来るのにやりたがらないものもある。
完璧に出来ないと嫌で、失敗を恐れて出来ないものもある。
そしてついに、衝撃の話がきた。
衝撃1
OT「うめてんさんは、左利きですね」
えーーー!
たしかに3歳の時のOT検査でも左利き判定だった。
でも字を書くのもボールを投げるのも右だ。
私「あのー。ひょっとして、釘打ちとか、左手でやらせたらやりやすいとかありますか?」
OT「その可能性はありますが、そこまでしてやらなくても良いと思います」
衝撃2
OT「出来ないことや、苦手な事があったとしても、練習してまで出来るようにならなくて良いと思いますよ」
私「えっ!釘打ちとかリコーダーとか、人より苦手なものは家庭で練習させているんですが。リボン結びは練習してもいつまでも出来るようにならないし……」
OT「正直なところ、社会に出て、釘打ちとかってやらないじゃないですか。学校にいる間は出来なくて辛い思いをするかもしれませんが、長い目で見て、将来必要ではないものは頑張らせなくて良いのではないでしょうか」
どえええええー!!!
この先学校でやる課題で、いかにもヤバそうなミシンとか、ノコギリとか、彫刻刀とか、
私としては練習する気まんまんだったのだが。
OT「お母さん、そんなに頑張らないでください。お母さんが頑張ると、うめてんさんも出来る様にならないとダメなんだという気持ちが大きくなりプレッシャーになります」
どえええええー!!!
そういう視点で考えた事が無かったので驚いた。
いや、まあ、「出来なくても良い」「人と違っても良い」と思えるようになりつつある私だが、「練習しなくて良い」というのは考えつかなかった。
あーー。私がうめてんにプレッシャー与えているのか。確かにうめてんの変に完璧主義なところとか、私が口出しをアレコレするからこうなってしまったのかもしれない。
反省。
そしてOTの検査結果については……
多少の出来る・出来ないはあるが、特に問題は無いようだ。手足の動き、目の動きも問題なし。
希望でお医者さんの診察も受けられるとのことだったが、受けないことにした。
さて、今後の教育方針を考え直すか……!!?