「療育手帳」更新手続き | 3月ボサノヴァ(闘病と子育てブログ)

「療育手帳」更新手続き

娘は「療育手帳(愛の手帳)」を持っている。

「療育手帳」とは、知的障害(IQ75以下)の方に交付される手帳であるが、うちの市では知能指数が境界域(IQ76〜91)であっても自閉の診断があれば貰えることになっている。2年ごとの更新である。

知能指数を調べる検査は基本的に2年に一度行う。
うちは、1歳・3歳・5歳のときにやってきて、次は7歳である。

というわけで、7歳の今、検査の予約手続きをしてきた。


愛の手帳に貼る予定の顔写真も撮った。
(おもいっきりスナップ写真、背景ガチャガチャだが問題ないとのこと)

検査をするのは9月。

知能指数、一体どれくらいなのか……
毎回、検査の前は期待と不安でドキドキしてしまう。

前回(5歳)は、おしゃべりが急激に増え意思疎通が出来るようになってきた時期で、これなら知能指数が上がっているに違いないという親の勝手な期待をしてしまっていたが、
結果は3歳時と変わらなかった。

7歳になり、ますます語彙の豊富さや思考能力の向上を感じるようになり、親バカ目線もあり知能指数はかなり上がっているのではないかと正直またまた期待している。またまた期待外れになるかもしれないが。

ここでつい知能指数が上がることを強く願ってしまいそうになるが、
忘れてはいけないことが2つある。

一つは、もし知能指数が上がっていたとしても、困りごとが無くなるわけではないということだ。

自閉ならではの、こだわり・不安、コミュニケーションの苦手さは消えるものではない。
(でも知能が上がれば理論的に理解し、ある程度我慢することが出来るようにはなると思う)

そしてもう一つは、知能指数が前よりかなり上がったとしたら、療育手帳が適応外になってしまうことだ。

適応外になると、
身近な面では電車やバスの割引が無くなる。
動物園や遊園地等の割引も無くなる。
優先入場みたいなものも無くなる。

そして将来的には、
手帳が無いと入れない学校が選択肢から外れる。
就職も……

……

あまり先のことをあれこれ考えすぎるのも良くない。なるようになる。
今後も変わる可能性はある。
まずは7歳の結果を受け止め、今にふさわしい支援を受けられるよう環境を整えてあげたいと思う。





ちなみに1歳の時の知能検査時、ドクターから「今後、基本的に知能は上がりません」と断言された。
多少の上下はあっても、すごく上がる・下がるは無いと。
当時はものすごいショックを受けたけれど、今となってはそういうものかもなと思えている。
もし今回の知能検査でも例年通りの結果だったら、まさにその通りだわ〜と益々納得できそうだ。