受け流せる力 その後
前回、娘・うめてんが学校に教科書類を置き忘れたまま帰宅した話を書いたが、
「どうしよう、教科書忘れちゃった」
「先生に怒られる」
「教科書忘れてごめんなさい」
「うめてん、大丈夫だよ。学校にあるんだから。学校に行けばいつも通りだよ」
「そうかなあ、ごめんなさい」
「教科書忘れちゃってごめんね」
「うめてん、良かったね。これでいつも通りだよ」
「先生に怒られる」
言わなきゃバレない

「大丈夫、これでいつも通りだから、気にしないでいいよ」
「今度からちゃんと持って帰る」
「そうだね、そうしよう」
その話の続き……
月曜日に忘れた時は気にせず、
火曜日(祝日で学校お休み)も気にせず1日が終わり、
水曜日(今日)になって急に気にしだした!!
と、空中に向かって涙目でブツブツつぶやいている。
大パニック……では全然ないが、やはりかなり気にしているようだ。
一緒に登校し、机の中に教科書が入ったままになっているのを一緒に確認してあげることにした。
そして学校に着いて、
同じ支援級の子と靴箱のところで顔を合わせた。
🧒🏻「うめてんちゃん、おはよー!」
🧒🏻「……」
うめてん、そこは「おはよー」と言わないと
言われた女の子は何のことだろうという顔をしたものの、そんなに気にしないでそのまま教室に入っていった。
うめてんは不安な顔をしながら机の中を確認し、確かに教科書はそのままになって置いてあった。
こうして騒動未遂は無事に終了したのであった。
普通の子とは少し違っているけれど、
ない!となって発狂して大泣きしていた時よりずっと平穏である。
成長していて良かった。