日帰り京都一人旅② 伊藤若冲とリストランテ愛染倉

上賀茂神社を参拝後、相国寺へ。

この同志社大学のすぐ近く、地下鉄の今出川駅から歩いて5分くらいのところに相国寺はあります。

相国寺を訪れたのは初めて。京都に毎年ように訪れていて詳しくなった気でいましたが、伊藤若冲の動植綵絵で相国寺の存在を知ったようでは、まだまだ京都通とは言えないですね。

相国寺の承天閣美術館で、伊藤若冲の作品を鑑賞することができます。

若冲は、代表作の釈迦三尊像と動植綵絵３０幅を相国寺に寄進し、金閣寺大書院の障壁画５０面も手がけているのです。

昨年、東京都美術館で開催した若冲展は、御存じのとおり大変な混雑で、それでも行ってよかった展覧会でしたが、こちらではゆったりと鑑賞することができてよかったです。あ、今回は動植綵絵の展示ではありません。

それでも10時の開館前には美術館前に行列ができていましたが。

写真は撮れませんでしたが、気になる作品がありました。

《群鶏蔬菜図押絵貼屏風》
鶏の様々な姿を描いた水墨画を六曲一双の屏風に仕立てたもの。鶏を様々な野菜と組み合わせて描いていて、青物問屋で生まれ育った若冲ならではのとても面白い作品です。

金閣寺と銀閣寺が相国寺の塔頭寺院ということも、初めて知りました。

そんなわけで、伊藤若冲は金閣寺の障壁画も手がけているのです。

鹿苑寺大書院障壁画の《月夜芭蕉図》は傑作です。常設展示のようです。第二展示室のこの作品は必見です。

鹿苑寺（金閣寺）大書院旧障壁画です。

若冲作品を堪能してから、ランチを予約していたレストランに向かいます。
羽田美智子さんが京都の本で紹介していた「リストランテ愛染倉（あぜくら）」です。
お店の場所は上賀茂。というわけで、また上賀茂方面に戻ります。
北山駅から徒歩20分（タクシー推奨ですが）とあったので、歩いてみました。
歩けはしますが、やはりタクシーで行くのがお勧めです。
もしくは上賀茂神社からですと、徒歩10分ですので、上賀茂神社参拝後に行くのでしたら、歩いてもいいかと思います。

ようやくたどり着きました。暑い日だったので、きつかった。。。
入口です。