あえて書かなくてもよいかな?
と思ってたけど、数年くらい寝かせて読み返したら、また新しい気づきが出てくるかなーと、思い直し、前回の続きといいますか、詳細です。
今年のバレンタイン🍫❤️
コロナの影響で手作りチョコ地獄は回避したとホッとしたのも束の間。
自分の親としての自信をグラグラっと揺るがし、なんならちょっと崩壊させた出来事がありました、、💦
今年は市販のチョコを数種類、分け分けして友チョコとしてばら撒いた、我が家の小6高2姉妹。
その数日後、小6次女があるお友達から「友チョコのお返しもらったー❤️」と、紙袋から可愛いクッションやら高級チョコと共に可愛らしい便箋にしたためた中々のボリュームのお手紙を取り出してウキウキとしながら、チョコを食べお手紙を読んでました。
そして晩ごはんの準備中の私に、おもむろに質問
次女「ねーママー!同性愛ってどう思う?」
私「なんで?急に」
次女「今日、学校でLGBTの授業があってん」
私「全然アリやと思うけど、ママは当事者じゃないから知らないことや理解してないことは多いかな?」
次女「そっかー反対ではない?」
私「モチロン、反対ではない」
次女「良かった!よし!じゃあ、お返事書こう♪」
‥‥‥
それぞれの作業をしている中、私、頭の中で点と点が線になり
「!!!」
次女に「その返事、ちょっと待て」と。
この流れは次女はお友達♀から告られて、それに対して前向きな返事をしようとしているのでは?
自分の中の仮説を次女に確認すると、見事に大正解でした!
内心は心臓が、
ドドドドドドドド‥と動揺しまくり
さっきまでのマイノリティに理解ある飄々とした母親像は何処へやら、
一瞬にして超コンサバオカンが私の身体に降臨し、心を支配ていくのが分かりました。
そこをなんとか冷静さを保ちつつ(でも、目は泳ぎまくっていたので次女にはバレてたかも?)言葉を選びながら次女に一つ一つ恋愛指向を確認しました。
次女が言うには、
・今までは男子しか好きになったことないけど、細かいことは嫌いな性格だから男子だったらイイなーとはいつも思ってる。
・3学期からクラスのお笑い係(公式)になってネタを披露するようになってから他クラスの女子にもモテだした。
・男子は友達として仲良くはしてくれるけど、優しく労ったり女子扱いはされない。私のことを好きな女子は優しくしてくれるから、いっそのこと女子でいいかな?と思った。
で、告白を受けてそれに応えて付き合おうとしている。
とのことでした。
私「T(次女)は、女子のいつも一緒ってノリが苦手って言ってるけど、付き合うって、できかぎるその子と行動を共にすることも含まれるよ。
今よりもっと交遊関係がその子に縛られるのは大丈夫?」
次女「??」
やばっ、ちょっとネガティブな言い回しすぎたかな?💦
え、えっと💦
私「もし、お友達とか親友の延長って考えてるなら、それは違うと思う」
次女「そうなん?」
ヨシッ!
私「違うと思うよ、今クラスでも彼氏とか彼女がおる子おるやろ?」
次女「あー、よー揉めてる」
私「それの女の子同士バージョンみたいな?
ごめん、最初に言ったとおりママはよく理解してないところもあると思う」
次女「!!」
「あ、ちょっとキツいな。アレか」
次女、書きかけの手紙をソッコー破棄してました。
‥‥
この一件で、何が一番キツかったかって、
私はまた、ただ単に「知ってる」を→「理解してる、実際に実行できてる」と勘違いしていたことです。
LGBTの方で尊敬できる知人がいるにもかかわらず、それはあくまで第三者の立場であっての理解や応援でした。
だって、次女が書きかけの手紙をゴミ箱に捨てた時、心の底からホッと✨しましたもん
それに対し次女は翌日に、
「〇〇ちゃん、昨日はありがとう!私も〇〇ちゃんのこと好きだけど、正直、私は男の子と女の子どっちの方が好きかまだ分からん。そんなんでは〇〇ちゃんにも失礼やし、もしかしたらこれから他の男の子を好きになるかも知れないし、〇〇ちゃんにも、もっと好きな人ができるかもしれないから、もう少し大きくなって、まだ気持ちがあったら教えてくれる?その時まで昨日もらったお手紙はとっておくね!」
と、伝え
「ありがとう!嬉しい❤️」
との、お返事をいただいたそうです。
時代の価値観の変化とか、そんなもんじゃなく、
私とは生まれてきた時からの人としての器の大きさが違いを見せつけられた気がしました。
これを聞いた時は次女への誇らしさや喜ばしさと自分のあさはかさとで感情がこんがらがって遠い目になっちゃいました
告白してくれたお友達も悩んだんだろうな
お手紙やプレゼントと色々と準備して、次女から友チョコもらってもすぐに渡さず、学校でLGBTの授業を受けた日、やっと背中を押してもらえたのかな?
色んなことを勝手に想像しました。
次、この手の出来事が我が家に起こっても、動揺しない!って確信はまだこれっぽっちもありませんが、相手が異性であれ、同性であれ、子ども達が自分や家族以外の人を愛おしいと思う気持ちが育っていくことに感謝できるよう、知ったかママを少しずつ卒業できるよう日々精進です💪✨