思い出&異動 | 夏は快適、冬は極寒の地

夏は快適、冬は極寒の地

日本人の私、ドイツ人の夫、二人の会話は英語、住んでいる地はスウェーデンの北の果て、なんともインターナショナル??

今年の1月から働き始めた老人ホーム。
1つの建物の中に10のユニットがあって、
私のユニットには主に認知症の方々が住んでいる。

しかし、そこでの仕事は、肉体的にきつく、
1年以上悩まされている腕の痛みが
なかなか治らないため、来週から別のユニットへ異動することに。
今のところよりも、力仕事が少ないようなので
腕のためにはいいのかな。

認知症の方々の言動に振り回されることもあったけれど
面白いな(興味深い)、と思ったことも。
例えば、、

女性Sさんの行動でちょっと笑ってしまうこと。
それは居住者さんたち共通の部屋(?)の
あちこちに私物を置いていくこと。
それは写真だったり、櫛だったり、フォトフレームだったり。。
それらを見つけるたび、「これって縄張りを示しているのか?」と
思ってしまう。Sさんはそんな風には考えていないだろうけれども。。

車椅子に座っている男性Gさんはスタッフの顔は覚えても
名前までは覚えられない。
私が、M老人ホームの名前入り(背中)のTシャツを
着ていて、Gさんが私に何かを訴えたい時(主にトイレに行きたい)は
必ず、「M・・・!M・・!」
とその背中に書かれているホームの名前を呼ぶ。
それでは名前が書かれていない服だとどうなるのか?
ある日、青い仕事着を着ていたら、、
「青いの!青いの!」と呼ばれた・・・
他にもピンクの仕事着を着ることがあるけれど
「ピンクの!ピンクの!」と呼ばれることは今のところない・・。

・・新しいユニットはそこで働くスタッフも居住者さんも
全く知らない人たちばかり。
また一から始めるのかと思うと、緊張するけれど、
いいところだといいな・・・。