お軸は
 
 
紅炉一点雪
 
 
 
花は
 
椿と梅
 

 

 
主菓子は
 
早蕨
 

 

 

 
2月に入り
 
お軸は
 
紅炉一点の雪
 
を掛けました。
 

この言葉は『碧巌録(へきがんろく)』という


中国の古い書物に書かれている言葉です。

 

オリジナルは7語で、

 

紅炉上如一点雪

 

こうろじょういってんのゆきのごとしで

 

省略されて書かれていることが多いとのことです



 

意味は

 

真っ赤に燃えている炉の中に

一片の雪がはらはらと舞い落ちてゆく。

風の影響で落ちる速度は多少かわれども

雪は一瞬のうちに溶けていく。

人の人生も雪のようにはかないもの。

 

なので

あれやこれやと不安や後悔をして

わずかな時間を無駄にすごすより

運命に任せて精いっぱい生き切らなければ

短い人生

あっと言う間に終わってしまう。


 

と、もう一つ


 

赤くも燃えるのが心で雪を煩悩に見立てて

 


(煩悩を消そうと消そうと思うと

それがまた執着となり

よけい消せないものです。)


心を燃やしてやるべき事に没頭していると

煩悩が近いてきたとしても

そんな事には見向きもしないでしょう。

するとそれはおのずと消えてなくなっていきます

 

という意味があります。

 

 


このお軸を見ると

 

まずは

 

炉と雪の

紅と白の

色の対比を美しく思い

 

次に

 

その言葉の意味を

考えさせられます。


年に一度出しては眺めると


またハッとして


再び心の振り返りができます。



 

好きな言葉です。



 

本日もありがとうございました。

 

 

 

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