人は忘れる生きもの。
忘れることができるから
どんなに辛い経験をしたとしても
前を向いて生きていくことができる。
人の脳は本当にかしこいなと
つくづく思います。
数えきれない記憶が
忘れ去られていきます。
よく言われる
体内記憶というものも
３歳くらいでは消えてしまいます。
今までとてつもないくらいの
衝撃な出来事が
だれもが一つや二つ
それ以上にあるはず。
もし、そんな経験ないというなら
凄く幸せです。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
と父親世代には言われたものですが、
苦労はしない方が良いにきまってる(笑)
でも、
未経験のことから大人に
成長していくのだから、
苦労はするようになってるのかもしれません。
忘れるという行為は、
一見年を取ったから脳の低下・・・
と思うようですが、
脳の記憶を司る海馬の萎縮から
忘れやすいという状態になるので間違ってない(笑)
海馬の萎縮は老化だけでなく
強いストレスもかなり影響してきます。
過度なストレスがかかればかかるほど、
どんなに正常な人間でもおかしくなります。
身体のホメオスタシスさえも狂います。
だから忘れるという行為は
絶対になくてはならないことです。
忘れることができるから
時間をかけて許すこともできる。
許した先には
情けをかけることができる。
もし今、何かに苦しんでいたら
無理せず
そんな状況の自分を受け入れてあげる。
こんなこと思ってはいけない。
人間として・・・。
親として・・・。
人間は間違えるし、
凄く臆病だし、
自分勝手だし、
自由な生きもの。
だからどんなにずるくても、
惨めでかわいそうな自分でも、
今の気持ちを抑え込まずに
受け入れてあげる。
時間とともに
それが全て自分の糧になる。
無理して飲み込んできた時間、
凄く疲れたし苦しいけど、
そんなんもひっくるめて
生きるって幸せなこと。
そしてその糧は、
きっと今後誰かに寄り添える
誰にも真似できない力になっています。
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