矢野全子さんのこぎん展に行って来ました
津軽の手仕事
先生の素晴らしい作品と、生徒さんの作品展でした
青森出身で、高校時代に授業でこぎんに触れ、後に独学で本格的に学ばれたとおっしゃましたが、いや、その作品はどれも素晴らしい!
暖簾、屏風などの大きな物から、バッグやティッシュケースなどの小物まで、図案のバランスやアイディアがモダンなの![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
![ラブ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/006.png)
ご自身が普段使ってらっしゃるバッグも見せていただいたけど、とてもシンプル
7年くらい使ってるのよ、とおっしゃってましたが、とても愛情を持って使ってらっしゃるのがわかるほどキレイでした
大きな暖簾は小さな小さなカチャラズというモドコが全面に刺されていて、中央の大きな図案がまるで浮かびあがるように見える大作
カチャラズは単一モドコとしては最小じゃないかしら
下手くそで申し訳ないけど、私のサンプラーから
小さな菱形の連続がわかりますか?
コレの1つがカチャラズ
間違いじゃない
ニセモノじゃない
カチャ あらず
という意味だそうで、何故に間違い?かと言うと、マメコと言う、代表的なモドコがあるんですが、マメコを刺すと裏に出来るモドコがカチャラズなんです
縦線を挟んで右がマメコ
左がカチャラズ
私の大好きなモドコです
このカチャ、という津軽弁
実は韓国語でニセモノと言うのは가짜(カッチャ)というんです!
なんか似てません?
密かに日本語と韓国語の共通点が多い事に、興味アリアリでして
いつかちゃんと勉強してみたいと思っているのですが、なかなかねー![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/012.png)
![ニヤリ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/012.png)
話を戻して(笑)
矢野先生、「長く刺してると、藍と白に行きつく」と言ってらっしゃる通り、作品のほぼ全てが藍染の麻布、またはコングレスに白糸、もしくは薄いグレーの糸で刺されている、伝統図案
とても親しみ易くて、色々した質問にも丁寧に答えてくださり、ホントに勉強になりました