特にこれと言って何もないのですが

日本に帰って来て1週間

気付いたことがあります

 

帰って来てすぐは

O国での生活や毎日目にしていた風景や環境

それとこことの違いをことあるごとに

思い知ってしまっては

なんでかわからないけど泣く、を繰り返していましたが

 

頭にO国の事が浮かばないのです

無理矢理思い出さないと

思い出せないのです

 

たった1週間ちょっと前の事なのに

意識的にたどって、たどって、たどらないと

記憶の引き出しまで行きつけないのです

 

そして

Bの顔さえ

今、よ~くよ~くよ~く

考えてもあまり思い出せないんです

もちろん大体の輪郭や面影はわかります

でもそれは作りかけのモンタージュのように

目鼻やなんかがいつもスイッチして

何度も消したり書いたりしたスケッチ画みたい

 

他の人の顔は、昔にあった人でも

パッと浮かぶのに!

 

そして、私はすぐ、

Bの顏の事なんて考えるのをやめよう、

思い出すのをやめます

 

 

Bの顏もO国の思いでも

すべては

コロナの飲食店のテーブルのように

プラ板を隔てた

2席ぐらい先の向こう側で

意識して目をこらして

やっとわかるみたいな感じ・・・

 

人間の機能ってすごい、とあらためて思いました

 

逆に、小さい頃や若い頃の思い出や

大昔の元彼や友達とのエピソードなど

意外な事を無意識にふと考えて思い出したりしているのです

 

一瞬何かがかすって

(山、ハイキング、早朝、霧、など)

ファイルを開けてしまいそうになって

その記憶にBが関係するとわかったら

 

フッ、と胸が一瞬止まって

そのファイルを開けずに

次のファイルに移動できるのです

それか、トピックを変えた

次の検索、ができるのです

 

本当に人間の記憶の収納機能・・・

すごいと実感しています