再生不良性貧血・特定疾患医療費助成制度などお金に関わる事。
病気になると、長期間の療養が必要になるなど、
経済的なダメージが大きいものです。
そこで、ぜひ知って頂きたいのが「特定疾患医療費助成制度」です。
この制度は、難病の治療に関わる医療費の自己負担上限額が設定される制度で、
所得や療養期間によって、金額が設定されています。
上位所得者でも1ヶ月の自己負担額は、30000円、
低所得者であれば、2500円です。
この金額は、高額医療費のように、入院と外来で、別々に請求されるものではなく、
全ての医療費を合わせて、この金額が上限額になっています。
また、人工呼吸器装着者である場合は、
所得に関わらず、上限額は1000円です。
例えば、医療費の上限額が2500円だった場合。
3月3日に入院して、自己負担額が2500円を超えれば、
その後の自己負担額は0円です。
3月20日に、外来で受診し、薬局で薬を貰っても0円。
4月1日に病院にかかると、また2500円の医療費がかかります。
また、特定疾患の場合、入院中の食事代は、通常の360円が260円に減額されます。
特定疾患医療費助成制度の上限額+260円@食事回数が、入院費用という事になるのです。
しかし、疾患の重症度によっては、受給できない事もあります。
再生不良性貧血の場合は、ステージ2以上が助成の対象になっています。
ステージ1の場合は、軽症者特例を受ける事ができます。
過去12ヶ月に、医療費の自己負担額(3割負担)が、
1万円を超える月が、3回以上ある場合、支給認定を受ける事ができます。
特定疾患医療費助成制度に関しては、自治体や状況によって、
必要書類が異なります。
申請時は、あらかじめ電話で必要書類を問い合わせると、
スムーズに申請ができて便利です。
医療費助成の対象になるのは、申請した日からです。
申請が通ると、受給者証が家に届きます。
受給者証の発行には、3ヶ月程度かかりますが、
申請から発行までにかかった自己負担額は、銀行口座に振り込まれます。
立替えるのも厳しいなら、主治医や病院のメディカルワーカーに相談すると良いでしょう。
受給が確定してから、病院側が直接、自治体に請求してくれる事もあります。
出来ることなら、お金の心配なく、安心して治療を受けたいものです。
他にも、障害年金が受給できるケースや、
難病と診断された人を対象に、一時金を支給する自治体もあるそうです。
これからも、特定疾患に関わらず、医療費等に関する情報があれば、
更新していきたいと思っています。