無料で、簡単に、
“それっぽい広告”が作れる時代になった。
でも“伝わる広告”は、逆に減っている気がする。
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こんにちは。グラフィックデザイナー歴15年、
yayoi barnet(やよいバーネット)です。
自分で作る人も、
プロに依頼する人も。
この投稿を読めば、
“売れるデザイン”の考え方が見えてきます。
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少し話は逸れるんやけど、
先日、よもぎ蒸しを受けてきた。
よもぎや薬草を煮立たせた蒸気で、
身体を芯から温める温浴。
正直、始める前は半信半疑やった。
でも、
大量の汗。
よもぎのいい香り。
せっかくやからと、
デジタルデトックスも兼ねて読書をしたら、
驚くほど集中できた。
気づけば、
次の予約を入れてた。(笑)
このよもぎ蒸し、
興味を持ったきっかけは知人の口コミやった。
一昨年くらいから流行り出して、
広告もよく見かけていた。
血行促進。
疲労回復。
女性に嬉しい効能。
柔らかいイラスト。
綺麗な女性が微笑んでいる広告。
何度も目にしていたはずやのに、
心はまったく動かなかった。
なんでやろって考えた時、気づいた。
どの広告も、
同じような型。
同じような言い回し。
「体験」じゃなく、
「効能」を並べているだけやった。
広告って本来、
そのサービスから得られる“体験”を、
目の前にあるみたいに想像させるものやと思う。
でも、
同じテンプレート。
同じ構成。
同じ“売れそうな型”。
そこに溢れているのは、
情報であって、体験ではなかった。
だから、
まだ興味を持っていない人には届かない。
興味すら湧かない。
実は、人が1日に触れる広告は、
約4,000〜10,000件とも言われている。
でも脳は、
そのほとんどを無意識にシャットアウトしている。
これは「バナーブラインドネス」と呼ばれる現象で、
見慣れすぎたレイアウトや配色は、
脳に届く前に“広告”として処理され、流されていく。
つまり。
どれだけ時間をかけて作っても、
そもそも“見られてすらいない広告”が存在しているということ。
最近では、
無料でデザインが作れる「Canva」のようなツールも増えた。
本当に便利やと思う。
でもその反面、
人気のテンプレートは何百万人単位で使われていて、
“どこかで見た広告”も増えている。
「無料で作れる」は、裏を返せば、
「競合と似たデザインになる」リスクとも隣り合わせやねん。
人の視線には、決まった流れがある。
余白の使い方ひとつで、
サービスの品や価格感まで変わる。
「売れる設計」は、
無料テンプレートをそのまま使うだけでは手に入らない。
どれだけ綺麗でも、
どれだけ頑張って作っても。
人の感情に触れられなければ、
その広告は静かに見過ごされていく。
無料で「作ること」はできる時代になった。
でも、
「売れる設計」は無料では手に入らない。
広告にお金をかけているのに反応が薄いなら、
問題は“見た目”ではなく、
設計そのものにあるのかもしれません。