「ぐっすり寝て、明日の朝、まだ...?」 | グローバルに波乱万丈



エモーショナル・インテレジェントの定義は、

“人の、そして自分自身の感情を監視し、感情の違いを見分け、分析し、

それを適応した思考や行動する能力。” ですが、

この能力は勉強が出来るとかの能力とは違いますよね。


いい例なのが、うちの義姉。 (汗)

ソルボンヌ大学を出た、博士号を二つも取ってるような頭のいい人ですが、

自分の感情を上手くコントロール出来ないようで、

落ち込めばとことん落ち込み、腹を立てればとことん腹を立てる、激しい人ですし、

人の気持ちをくむとかも出来ないようで、彼女の人間関係はハチャメチャです。


実際、ハーバード大学の心理学者、ガードナーという名前だったかな?

インテリジェンスには、理数系、音楽系、運動系など8つ...だったかな? 種類があるとし、

INTRAPERSONAL (自分自身) と INTERPERSONAL (相手) の感情に対しての能力を含めています。



次男は、EIがかなり長けているようで、小さな頃から、人の精神状態やムードを察知し、

相手に対して、自分は、いつ、何を、どう言動すればいいのか判断できるようなんです。

ですから、上手く私の機嫌も読み取り、雷を落とされることは逃れて来ましたが、

長男は、自ら火の中に飛び込むようなことばかり... (苦笑)


世間では、要領がいいとか悪いとか言いますが、

それは、EIの個人差も関連しているような気がします。


また、EI度が高い次男は、相手が喜ぶプレゼント選びが上手です。

それに比べ、毎クリスマス、長男が暮れるプレゼントは... (汗)


長男のようなクリエイティブなアート系の脳みそは、平均的な人のとはちょっと違うので、

EI度は低い人が多いのかも知れません。


ベートーヴェンとかゴッホとか、過去の偉大な芸術家には、

自分自身の感情を把握し、コントロールができない、

周りの人達の感情を察する察しないが問題ではないほど、難しい人が多かったようですね。


あ、うちの長男はそんなタイプじゃあないんですよ。



私のEI度、「あら、もしかして、私ってかなりのもの?」 と惚れ惚れする時もあれば、

「べートーヴェン並み?」 と情けなくなる時もあり、よくわかりませんが、


INTRAPERSONAL、自分自身の感情の方、

落ち込んだり、イライラしたり、悲しかったりする時、

「ぐっすり寝ても、明日の朝、まだこの感情がこのまま残っているか?」

と自分に問うんです。


自分は反応し過ぎているのではないか、

それだけ落ち込んだり、イライラしたり、悲しむほどのことなのかどうか、

冷静に、客観的なチェックを入れるように努力します。



でも、PMS中はEI度ゼロで、

PMSだから自分は過剰に反応しているだけだ、ってわかっているんですが、

私のベートーヴェンの部分が、それを完全無視するんですよね。


あー、気の毒なうちの旦那さん。