親分お婆さんと仕事する | グローバルに波乱万丈



先週三日ほど、コンベンションの仕事をしたんですけどね。

私はバイリンガルだし、タイプ出来るし、

今回のような、参加者の名札のバーコードをスキャンするような単純作業は、

しないことになってるんですが、時給、安いし

スタッフ不足らしく、頼まれてしまい、引き受けたんです。


この手の仕事を担当する人達のこと、他の人から忠告を受けてたんです。

「10年以上やっているような、70代、80代の女の人ばっかりだから、

 覚悟しておいた方がいいわよ。」 って。





覚悟って... 大奥みたいな世界なのかな? 

威張られるのかな? 陰口が言われるのかな? 村八分されるのかな?

ニンマリして、忠告を聞いてたんです。 そう、ニンマリして。


私、人見知りが全くない人ですし、全くシャイじゃないし、それに、

正に、ある知り合いがフェイスブックに載せてたこれ。





“アナタは私のことを好きかも知れないし、好きじゃないかも知れない。

 私は二十数年かかって、やっと自分のことを好きになることを学んだから、

 他の誰かを説得するそれだけの時間なんて、私にはないわ。”



私の場合、二十数年より時間がかかりましたけどね。


私、やっと自分のことが好きになれたんだから、

他の誰かが私のこと、好きかどうか、どうでもいいことなんです。 気にしてられませんよ。

主人も息子達も、私のことが大好きでいてくれてますし。






確かに、最年長で、20年近くやっている、親分みたいなお婆さんがいて、

私のシャツの襟が隠れていると指摘したり、

新顔なのに怖気ることなく、しゃんしゃん働く (働き者の日本人ですから) 私が、

ちょっと気に入らないって感じがあったんですが、

最後に、私、その親分お婆さんとペアにならないいけなくなったんで、

“気に入らない” 空気に気づかぬ振りをして話しかけ、お喋りを始めたんです。


年配の人って、アドバイスが好きじゃないですか。 

その親分お婆さんも、仕事上のアドバイスをいろいろしてきて、

スーパーバイザーには、監視してはいちいち文句を言ってくるのがいるけど、

気にすることないから、と言うので、

「私のことが気に入らないなら、他の人に仕事まわしてもらえばいいですから。

 大体、気にして落ち込む価値のあるほどの給料貰ってないですから、気にしませんよ。」

と、さらりと言ったんです。


日本だと、横柄ってことになるんでしょうけどね。

お婆さん、私の媚びの無さに、感心した顔してました。


随分気に入ってもらった感じで、

初日で、ナンバーツーに昇格してもらいました。 (違うってばっ。)


皆、結構いい感じのお婆さん達で、仲良くしてもらい、ちょっとガッカリ。 (笑)