ふむ、雑木に生き方学ぶ | グローバルに波乱万丈



養蜂修行に励む今日この頃なんですが、

地元フロリダの養蜂家との会話に、「ウィローが咲くまでは...」、「ウィローが咲いたら...」 と、

よく “ウィロー” という言葉が出て来るんです。


蜂蜜作りに使われる蜜、そして、蜂の幼虫のエサとなる花粉が豊富らしいウィローの花の開花が、

養蜂家にとって冬の終わり、春の始まりのサインみたいなんですよ。


“ウィロー” は、日本語で “柳” なんですが、

初め、日本の幽霊がなぜか出現場所に好む柳のことだと思い、

この辺にはそんなにたくさん生えてないのに、なんで ウィロー、ウィローって言うんだろう?

と不思議に思ってたんです。


で、“フロリダ”、“地元”、“ウィロー” とタイプして、検索すると、

な、な、な、なんと、我が家の裏庭で景色の邪魔となっている、にっくき雑木!!

(雑草みたいに、“雑木”って言葉、ありましたっけ?)





今年の始め、なた振り回し、随分減らしたんですが、

5メートル以上もあるのは、私の手におえず、しぶしぶギブアップしたんです。





あれが、養蜂家達が言う “ウィロー” だったとは...





一生懸命世話している蜂達が大好きな花を咲かせる木と知り、

蜂が活気を見せる春を知らせる木と知り、

あれだけ厄介もの扱いしていたのに、なんだか愛おしく思えてきたんですよ。


もちろん、除草剤なんて使う気はありませんでしたが、

毎年チェーンソーで低くするか、頑張って根っこを掘り起こすか、いろいろ手段考えていたんです。

好きになる、受け入れてしまう、という効果的な手があったんですよね。


人も、状態も、そんなもんかもな、と思うんですよ。

嫌だ嫌だと思い、気分の悪い思いをし続けるより、

受け入れてしまうことが、解決策な時もあるのでしょう。


雑木を眺めながら、ふむ、そんなことを諭したわけであります。


それ以来、今まで気が付かなかった可愛らしい草を、裏庭に発見したり、





今まで “雑草ぉーー! まったくもぉーー!” と思っていた光景に、微笑んだり。





かと言って、花壇の草は、相変わらず、容赦なし、問答無用に抜いてますけどね。 (笑)



おまけ : サギの親子

黒いのが赤ちゃん。 成長につれ、白くなっていくんですよ。