皆と仲良く遊ばなくていい | グローバルに波乱万丈



小学一年の時、確か、成績表には成績以外、先生による生徒の印象が書かれる欄があり、

なぜか、“明るく、皆と仲良く遊べる” と書かれていて、

子供ながらに、皆と仲良く遊べることがいいことで、皆と仲良く遊ばないといけないんだ、

と思った記憶があります。


アメリカでも、“チームワーク”、“リーダーシップ”、“アウトゴーイング” (社交的)...

といった言葉が、ポゼティブなこととして使われてきました。



五年前くらいですかね。 

日本語の、“内向的”、“外交的” と全く同じ意味なのか、私の日本語力ではわからないんですが、

アメリカでは、“INTROVERT”、“EXTRAVERT” という言葉が世間で使われ始め、

どちらがいいとか悪いとかはなく、単なる人のタイプの違いとされるようになったんです。



“INTROVERT” は、恥かしがり屋とか、内気ということじゃなくて、

大勢の人達の中での刺激が苦手で、一人で居る時の方が落ち着き、実力を発揮できる人のことです。


その逆であるEXTRAVERTの、“とっもだち百人でっきるかなぁー” な長男は、

ゲームキャラクターデザインのフリーランスの仕事をしてるんですが、

自宅で一人ぽっちで仕事することでクリエイティビティが下がり、スランプに陥ってた時期があって、

今は、講師してる大学に授業がない日も行き、生徒が出入りするオフィスで仕事してるんですけどね。

それでもエネルギー発生度が低いんで、

定期な出勤時間があり、通勤をしないといけなくても、やっぱり会社に属し、

スタジオで大勢の人達の中で刺激を受けながら仕事をする道を、考えているようです。




主人、二週間ほど、モロッコへ出張&兄姉訪問&両親のお墓参りに行ってたんですが、

     お土産  ( ´艸`)
        ↓








その間、私は実はINTROVERTであること、再自覚したんですよ。


主人がいれば、買い物やランチやカフェに行き、友達を呼んでディナーをしたりするのですが、

二週間のうち、出かけたのが数回だけ。 うちに籠ってました。

花壇や畑の世話をしたり、柑橘やバナナの実を見て回ったり、湖まで水鳥を見に下りたり、

目にしたのは人間よりも、野鳥や虫、林に住む動物の方が断然多いかったです。

あと、本を読んだり、ブログしたり。


私は全く人見知りしないし、シャイではないし、人に会うのは好きなのですが、

一週間以上出かけなくてもへっちゃらなんです。

そんな私を、主人や友達は 「ヤヤは変わってる。」 と呆れるんですが、

ちっとも寂しくないし、心穏やかで、幸せすら感じるんです。



学校でも最近は、グループ・プロジェクトの宿題でも、

希望ならチームに参加せず、一人でやってもよし、とする先生が多いようです。

皆が皆、頭寄せてワイワイやることが得意なわけでも、メリットがあることでもないですから。


友達の次男は、EXTRAVERTの家族の中、一人だけINTROVERTで、

友達、昔は、友達の数が少なく、週末もほとんど出かけない息子のことを心配してましたが、

世間の考え方の変化のおかげもあり、今では、息子はそういうタイプなんだと受け入れてます。

息子の方も、周りからのプレッシャーが無くなったからか、自分のままでのびのびとし、

大学院の研究室で、活躍しているようです。


別に、皆と仲良く遊ばなくてもいいんですよ。