“Whatever it takes”な母 | グローバルに波乱万丈



前回の記事で、

長男がデザインをしているゲームは海外では有名なのに、知っている日本の人がいない、

ってことを書いたんですが、


アメリカ在住の高校生のお母さんの方から、

“ヤヤさんにお礼をいわんといけんです。” と、

 (お互い広島人なので、ふざけて広島弁じゃけん。)

コメントを頂いたんです。


息子さんに、そのゲームを知っているかと訊くと、

大ファンらしく、いろいろとゲームについて話をしてくれたんだそうです。

私の記事がきっかけで、ティーンの息子さんとお母さんの間で、会話が弾んだわけです。

良かった。 よかった。


息子さん、自分が興味があることに、お母さんが関心を示してくれて、

とても嬉しかったのでしょうね。




子どもって、そうですよね。

誰だって、そうですよね。

自分にとって大切なことを、誰かとシェア出来るというのは、嬉しいものです。

コミュニケーションが生まれ、いい関係が生まれるものですよね。


主人がふりでも、私の趣味である養蜂に関心を示してくれたら、

嬉しくて、主人が訊いたことを後悔するほど、説明し続けますもん。 (笑)




世代にギャップがある子供とは、あまり同じことに関心がないので、

親が努力をしないといけません。



長男がビデオ編集に興味を持てば、編集ソフトについて知り、

大学で3Dアニメーション制作の専攻すれば、制作の過程に知り、

息子が話し甲斐があるように、会話が出来るように、

息子達が興味があることに、自分も興味を持つように仕向けてきました。



長男の世界は、私も入り易い分野ですので、それほど苦ではなかったんですが、

次男の専攻は、コンピューター科学。

ⅭだのⅭ++だのⅭシャープだの、PHPだのパイソンだの、私はちんぷんかんぷん。


ちょっとプログラムについて学んで、話が出来るようにならないといけないなぁ、と思いつつ、

50歳が近づく脳みそには過酷過ぎで、伸び伸びにしてたら、

最近、次男、コンピューター科学の学位を取って、ファイナンスの方面に進むことになり、ほっ。


で、ファイナンスに進むなら、ネット株をしたらどうかと提案したら、

ニュースを読み漁るのが好きな子ですし、作戦を練るタイプのゲーム派ですから、

すっかり嵌ってまして、


テキサスのエボラ患者の手当てに使われた薬の会社は、患者死亡後、株が下がったけど、

その患者からエボラが移った看護師の手当てに使われている薬は、違う会社で、

もし、看護師が回復すれば、株が上がるに違いないとか。


ISISの攻撃に使われているドローンの会社が、どうのこうの。

3Dプリンターで移植用の臓器を研究している会社が、どうのこうの。


ちょっとこれは、と、

次男との会話のために、いろいろニュースを読む努力をしているところです。




この前、友達に、次男がファイナンスの方に進むことや株を始めたことを話してて、

「ディズニーの株、春はまだ60ドルだったのに、今は90ドルよ。」

と私が言うと、

もう十年以上のつき合いで、

私は、あんまりお金に拘るのは厭らしい、という侍みたいな考えと知る彼女は、

「あら。 ヤヤがお金の話?」

とからかうので、

Whatever it takes... to have conversation with my boys.
 
(息子達との会話のためなら、どんなことだってすわよ。)

と返したんです。


実は、私をからかった彼女本人も、

パイロットの長男との会話のために、ジェット機の機種など、航空の知識はものすごく、

エンジニア専攻の次男が、コンピューターの内部の仕組みに凝っていた時は、PC雑誌を読んでた、

Whatever it takes” (どんなことだって) な母なんですけどね。