ろれろれジャパニーズ | グローバルに波乱万丈



私は、日本語を話すことも、耳にすることも全くない生活を長くしているので、

心構えなしで、日本語を咄嗟に喋ると、ちゃんと喋れないんです。



英語を喋る舌の動きのままで、日本語を喋ってしまうので、

舌が邪魔になって、ろれろれな発音になってしまいます。


それに、

英語は主語を省かないので、いちいち、「私は...」、「私が...」 と言ってしまうし、

英語の文法の順番で、動詞を先に言ってしまいます。



こうしてブログで、日本語を読んだり、考えながら書くは、いい練習になるんですが、

書けても言えない単語がたくさんあるんです。

例えば、私の趣味の “養蜂”、 発音を知らないので、

書く時は、“よう” と打って変換し、“はち” と打ってます。


意味がわかっても音読みも訓読みもわからない漢字もたくさんで、コピー&ペイストしてます。

ですから、会話の日本語のボキャブラリーは少なく、書けるほど喋れません。







ブログから二週間以上離れていた旅先のプラハで、

アジア人の人に、「シャッターを押してもらえませんか?」 と英語で頼まれ、

「はい、はい、もちろん! ... 韓国からですか?」 

チェコは韓国人観光客でいっぱいですから、頭っから韓国の方だと思ったんです。

そしたら、「いえ、日本人です。」 と言われ、

ビックリして、「え?! 私もです!!」


オランダ在住の娘さんと日本からのお母様という、それはそれは素敵な方達でした。

私、すっぴんで、ジョギングの格好で、スーパーの袋を持って歩いていたからでしょうね。

お母様が、「こちらに住んでらっしゃるの?」 と訊かれたので、

“フロリダに住んでいて、ここには旅行で来ているんです。”、と答えたつもりでしたが、

伝わらなかったようでした。

たぶん、“フロリダ” をちゃんと日本語の発音で言わなかったんだと思います。


旅先で、日本人の方、それも品のある素敵な方と遭遇した嬉しさで舞い上がってしまい、

正しい文法で喋ろうと力が入り、余計にろれろれしてしまい、

ろれろれな自分の声に気が散って、

最後に持っていかないといけない動詞が、ちゃんと言えなくて、


「うわわわぁぁ... 日本語ぉぉ... 喋れないぃぃ...」

赤面して、唸ってしまったんです。

微笑んでられてましたが、変な人と思われたことでしょう。


恥ずかしくて、もどかしくて、さっさと写真を撮って差し上げ、

「楽しい時間をお過ごしください。」 と英語の直訳のようなことを言い、

切り上げてしまったんです。



あーあ、

“お元気でいらしてくださいね。” と心のこもった言葉をかけてくだったお母様と、

もっとお話ぐぁしつっあかっつたなぅわ... ろれろれろれ