私には、悪い癖がありましてね...
かれこれ一ヶ月前のこと、
外壁の排水管の隙間から、ミツバチが壁に入り込み、巣を作っていたことが発覚したんですよ。
いろいろネットで調べてみたら、かなり厄介なことらしく、
隙間を封じてしまっても、壁の中に蜜が残り、他の害虫が発生するし、
巣の匂いが残って、また何処かからハチが入り込むことになるとか...
もちろん、お金を払えば、処置してくれるプロの人がいますし、
どのサイトでも、”危険なことですから、素人の人は自分でできるなどと考えないでください。”
と書かれていたのですが、
ワタクシ、いつものように、自分でできるなどと考える悪い癖が出たわけです。
まず、家の中側から、ハチが非難できるように壁に穴を開け、外側の隙間を封じました。
幸い、勝手口からすぐの、冷蔵庫の裏に当たるところでしたから、
穴から少しずつ這い出てきては、明るい勝手口に向かって飛んで、逃げて行きました。
とは言え、数千、数万匹ですから、4日、5日かかり、
中には勝手口に向かわず、部屋の方に来るハチもいて、
それをそっと捕まえては、逃がしてあげていたのですが、
うっかり怖がらせてしまい、何度か刺されてしまったんです。
(欧米のミツバチは、日本のミツバチよりおっとりしてて、相当のことがないと攻撃しないんです。)
刺された一箇所は、なんと、まぶたでして、
アレルギーはなく、刺され慣れている人でも、顔を刺されると腫れしまいますから、
三日間ほど...
中学の歴史の時間ですかね。 習いましたよね、弥生時代の土偶。
三日間ほど、土偶をしまして、
あ、でも、片目だけですよ。
(片目だけでも充分コワいってば。)
その後、二日間ほど、四谷怪談して、
三日間ほど、
アカデミー賞受賞した『ラストキング・オブ・スコットランド』 や 『大統領の執事の涙』 で知られる、
俳優のフォレスト・ウィテカーさんしてました。
でもねぇ、ハチ、刺すと死んでしまうんですよ。
刺される度、痛さより申し訳なささで、
“I AM SORRY!" 、「ごめんねっ!」 と声に出して謝ってました。
『みつばちマーヤ』 や 『みなしごハッチ』 を観て育った私ですから。
迷い込んだハチが、夜、蘭の葉っぱにしがみ付いて、ぐっすり眠り込んでいたりして、
まぁ、これが、可愛いんですよ。
ハチにフォール・イン・ラブしてしまい、
また、私を刺して死んでしまったハチや、非難させれず死なす羽目になったハチの報うため、
庭でミツハチを飼うことにしたんです。
英語では “BEEKEEPING” (ビー・キーピング) というんですが、日本語では “養蜂” ですかね。
道具を購入し、庭に設置したところです。
世界中でミツバチが減っているので、蜂蜜のためだけではなく、自然保護に協力という目的で、
アメリカでは、一般の家庭の庭やビルの屋上で、養蜂をする人達が増えているので、
LOVEネイチャーの私も、かなり前から考えていたところだったんです。
今回の “自分でできる” の悪い癖のおかげで、
私もこれで、えっへん、正式にビー・キーパーなのであります。 (`・ω・´)ゞ