“にほおも”:見知らぬ人達 PART 2 | グローバルに波乱万丈






人見知り度ゼロの私でも、日本で声かけまくりで、見知らぬ人達との会話が慣れっこになってた私でも、

“ち、ちょっとこれは... (汗)” な出来事があったんです。



日本5日目、京都入り。


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予想以上にホテルの和室部屋に喜んだティーン達は、

チェックイン後、昼真っから浴衣に着替え、押入れから布団を引っ張り出し、畳の上でごろごろを楽しみ始め、

駅前にあったスーパーでお寿司やお惣菜を買ってきて、ホテルで過ごしたいと言うので、

ほったらがしにして、主人と二人でぶらぶらと京極方面に向かいました。



自分達の位置がわからないまま歩いていると、突然、宮﨑駿監督の世界的に素敵な小路が現れ、



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魅せられるまま小路を抜けると、突然、食べログで見た地元人に人気だという居酒屋が現れ、

「これがあの “たつみ” だわぁ。」 と通りから店内を覗いていると、

ドアの近くに座っている中年のお客カップルの男の人が、“おいで、おいで” と手招きするんです。


主人と二人、当分ぽかんとして通りにつっ立っていたのですが、手招きし続けられ、

無視するのも申し訳ないかと思い、お店に入り、勧められるままにテーブルに座りました。



60代の女性と50代の男性の独身二人、15年越しの大親友とかだそうで、

女性の方、「しょっちゅう一緒に飲みに行くけど、この人がこんなことの始めてやで。」 と不思議そうで、

男性の方、「通りに立ってはるお二人に、何かピピっと感じるものがあったんですわ。」 としきりに言われてました。


主人は、「僕の頭が光ってたのかな。」 などとアホなこと言ってましたが。



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主人はビール、私はカルちゅうを注文し、


(「昔、“カルちゅう” という飲み物があったんですが、今でもありますか?」 と訊いたらありました。 いぇい。)

(“ハイボール” という名前に変わっているのかと思えば、あれはまた違うらしい。)


なんやらかんやら30分くらい話をしてると、

「西院いうとこ、安く飲めて楽しいんですわ。 ほな、行きましょか。」 と言われ、

暗くなった京都の街中、見知らぬ人達にタクシーに乗せられ、聞いたこともない所に向かうことになったんです。


さすがにタクシーの中でちょっと不安になり、隣に座る主人に “大丈夫かなぁ?” と目で合図を送ったのですが、

ビール飲んでいい気分になってる主人は、全然読んでくれず、ニッコリっと笑顔を返してくるだけ。



結局、襲い掛かれることもなく、アジアか南米に売られることもなく、本当に西院という地区に到着し、

お店の中にいくつか屋台が並んだ変わったお店に案内されました。



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そこで、合い席になった四人組みのグループと皆で、話が始まり、盛り上がり...



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年の話になり、三十代そうな女の人が 「私は21歳やから。」 とふざけてて、

主人はすかさず、「じゃあ、僕より三歳年上だね。」 とふざけたことを言うので、

「なんでやねん。」 と、オデコをパチンっと叩かれ、主人、“なんでやねん” を教えてもらってました。


まあ、私の通訳を通してですから、ボケとツッコミ、そして笑いの間に、数秒ほど時差があるんですが。



店長さんとも仲良くなり、最近ダイビングに行かれた宮古島の “雪塩” とかいうお土産を頂いたり、

いろいろ食べ物を出してもらったりしたので、

こういう時のためにスーツケースに入れたアメリカのお土産の予備を持って、翌晩、ティーン達と再訪問したんです。



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私達が翌日も来るということを聞き、合い席になったグループのシングルマザーらしい物静かな女性は、

中学生の息子さんと一緒に、わざわざ私達に会いに来てくださって、

私達が約束通りに来たことが何よりも嬉しかったと、何度もお礼を言ってられました。


実は、一日京都観光をしてくたくただったので、ホテルでゆっくりしたかったのですが、

店長さんにもその女性にもまた来ると言ってしまったので、頑張って出かけたんです。 

行ってよかったです。




その後、合い席となったのは某造酒会社の本社の人達で、またまた話が始まり、盛り上がり...

その夜は、主人とティーン達、 “おっとっとっと” を教えてもらってました。



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おごったり、おごられたりの、大騒ぎの夜となったのです。



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造酒社の人達に頂いた、9月に全面的発売となるというスパークリング清酒&グラス、

そして、“なんでやねん” と “おっとっとっと”、

京都での、たくさんの人達との不思議な出会いを思い出せます。 



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渋谷の立ち飲みバーでも、隣りで一人で飲んでた50代の男の人と、料理を分け合って一緒に飲みましたし、



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実は、日本の人達はシャイなんかじゃなく、きっかけさえあれば、とっても人懐っこい人達なのかもと思ったり。