幸せになるための七つのルール | グローバルに波乱万丈

うちの近くには、バスケットプレイヤーのシャキール・オニール、ゴルフ・プレーヤーのタイガー・ウッズ、俳優のウェズリー・スナイプスなど、たくさんのお金持ちが住む高級住宅地区があります。 

私と主人がたむろするスターバックスの前には、家一軒買えるくらいのポルシェやたまにフェラーリさえ停まっています。 

でも、隣のテーブルでコーヒーを飲むそんなお金持ち達を見て、会話を耳にして、思うのは、

“お金があっても、そんなに幸せじゃあないみたい。”

ってことなんです。




主人がいろいろ面倒をみている若いの友人はいつも微笑んでいます。 お金持ちでもないし、住んでいるところは貸しアパートだし、車も高級車ではないけど、心から幸せそうなんです。

友達が支配人をするレストランのテラスで、いつものように集まって皆でカクテルやビールを飲んだり、葉巻を吸ったりしていました。



モロッコ人、そしていろんな国の人のお話


そのレストランのオーナーや街の他のお金持ちのビジネスや家庭、人間関係の問題の噂話になり、ふと、その若い友人は、16歳の時にある人から教えてもらったという“幸せになるための七つのルール”を教えてくれました。 テーブルの上のナプキンに書いてくれました。



            
SEVEN RULES TO BE HAPPY



1. Free your heart from hate. (心から憎しみを追い出しなさい。)
憎しみや嫌悪は何の利益もない感情。 ろくなことはない。 それに、そんな思いを胸に秘めてると、自分が気分が悪いだけ。


2. Free your mind from worries. (頭から心配を追い出しなさい。)
モロッコ人などイスラム教徒は、何かにつけ、“イン・シャ・アラー” (神が望むならば)で物事を済ます。
“神が望めば起こるし、望まなければ起こらない。”ということで、何かの約束や計画をしている時に言われるとムっとくるのだが、でも、物事はなるようにしかならないわけで、気をもますことはないという意味。 そうかもしれない。 
    

3. Give more. (分かち合うことを多く。)
これは私も実験済み。 困っている人を助けてあげると、不思議なくらいに相手より自分のほうが得るものが大きい。 充実感もだし、“自分っていい人間かも”って思えてきて、自尊心でとっても幸せな気持ちになってくる。


4. Expect less. (期待することを少なく。)
誰か他の人達や状況、そして世の中が自分が思うようになることを期待するほど、苛立ちが多くなるもの。 


5. Live simple. (シンプルに生活しなさい。)
物質欲はよくない。 ほしい物が手に入っても、更にもっとほしくなる。 今の状態に満足をすることができなくなる。


6. Always smile. (いつも微笑みなさい。)
簡単なことだが、実はこれはいろいろ深い。 無理にで微笑んだり、笑ったりすると、脳が勘違いをして幸せな気持ちになるシグナルを出すのである。 それに、微笑んでいると周りの人達の心を穏やかにし、人間関係がうまくいくようになるなど、いろんなメリットがある。

7. Have a good friend like me. (私のような、良き友を持ちなさい。)
これは、この七つのルールを誰かに話していて、最後に遠まわしに“自分は良い友達だ。”って言うオチなわけだけど、信頼のできる友達を持つことは人生のうちで一番大事なこと。 それは夫婦でも兄弟でも親子でもいいと思う。 本当の友達は悲しみを半分にし、喜びを倍にしてくれる。 幸せになるためには必需。


$モロッコ人、そしていろんな国の人のお話



ルールの中には高級住宅にすることも、高級車に乗っていることも入っていない。 つまり、お金持ちじゃなくても幸せになれるということ。 


$モロッコ人、そしていろんな国の人のお話
 

スターバックスで見るお金持ちの人達より、私の方がよっぽどこのルールを守っているような気がします。