- 絲山 秋子
- イッツ・オンリー・トーク
またまた、映画原作です。
映画タイトルは『やわらかい生活』。
この映画を見に行こうかな、と思ってたのと、
小一時間で一気に読める小説が読みたくて買いました。
新聞社のキャリアウーマンだったのに、
身体(精神?)を壊して退社、
ダメ男ばかり好きになるうえにそんな男にも振られて
蒲田に住み始めた30代女性が主人公。
その蒲田で、EDの議員・気弱なチンピラ・痴漢という
ちょっとヘンテコな人たちと出会いながら過ごしていく話です。
併録の『第七障害』は、高崎での最愛の馬の死、男との別れ。
その後、東京での仲間との再会などなどを通して前に進んでいく話です。
文章も主人公の感情もあっさりしてて、予想以上にすっと読み終わりました。
特に強く共感もせず、特に泣きも笑いもしなかったなぁぁ。
だけど、両方ともイタいシチュエーションのわりに、軽いのがよかったのかも。
「イッツ・オンリー・トーク」すべてはムダ話、ですから。
著者は、女性の細かい感情ももちろんわかるけれど、
思考がけっこう男っぽいんじゃないかなと思いました。
35歳くらいまでメーカーで営業職をやってたことも関係ありそうな気もしますが。