斎藤 貴男
希望の仕事論
「私の書評」はもう次のお二人になっちゃったけど
せっかく読んだので書いてみました。。。。

『希望の仕事論』
「これからはみーんなフリーでいこう!」
的な内容を予想していたら、そうではありませんでした。

たしかに「会社で働くこと」は5章中1章だけだけれど、
形として「会社に属する」働き方は
決して否定されてはいません。

ただ、会社に甘えて、託して、しがみついて
日々を過ごしてしまう「意識」に待ったがかけられる。

それゆえ、いつのまにか「会社のために」「社内での評価のために」
必死で働いていた人には、無論、考えさせられる箇所は多いけれど、
同時に、「俺は会社なんてぇものには縛られねぇ」
とたんかきって、単に目的意識なくフリーターしてるような人にも
耳が痛いであろうお言葉・事例が負けじと多くあるのがいい。

フランチャイズやワンコインワーカーの実態など
「独立」「フリー」の闇の部分も厳しく指摘するし、
『やはり一度はどこかの会社で働いてみることをお勧め』もする。
私もそれには大賛成です。
企業に属して働いてみて初めてわかることっていっぱいあるし。

仕事でガッツリ落ち込んでる自信喪失の時(特にサラリーマン)には
「仕事に希望を持つ」以前に、
パワフルな起業家たちや著者の人生に圧倒されて
落ち込みに追い討ちをかけちゃいそうだから
個人的にはあんまりお勧めできないけれど、

就職活動中の学生や、転職やそれこそ独立を考えてる人、
さてどっちへ進もうか?
とヤル気の向かう先を定めかねてる人にはいいかも。
現実をしっかり見つめつつ、前向きになれる一冊だと思います。

しっかと目を見開いて、ちゃんとアタマ使って考えて
どっしりと自分の足で地を踏みしめて
時には「えいや」で自分らしく働こうよ!というイメージでしょうか。