すかいらーく「ジョナサン」再び残酷なフォアグラ販売、ダブルで。意見を届よう! http://www.hopeforanimals.org/foiegras/skylark-w-foiegras/
株式会社すかいらーくは、ファミリーレストランチェーンのジョナサンで再びフォアグラ製品を2018年9月6日から販売しはじめた。非常に安価であり、かつ、フォアグラを2段に重ねるという倫理観の欠片も感じさせないメニュー構成となった。
ニュースリリース:https://www.skylark.co.jp/company/news/info/pk637h000000w73x-att/180906.pdf
以前はフランスの南西部産であることを証明するIGP認証(※福祉や飼育方法を規定するものではない)をつけていたが、今回はそれはない。どこのものかは不明であるが、日本の輸入貿易統計を見ると、フランス・スペイン・カナダ・ハンガリーのいずれかが産地であることは間違いがないだろう。
下記の写真の通り、これらの地域、どこも同じような生産方法で、いずれも残酷である。
フォアグラを扱わないよう、今すぐメニューから撤廃するよう意見を届けてください。
意見先
0120-125-807(受付時間:午前9時〜午後6時)
問い合わせ先 https://www2.skylark.co.jp/inquiry/form.php?contact_type=5
すかいらーくの株主の方、または株の購入をご検討の方へ
株主の意見は重要です。どうか意見を届けてくださ。
個人株主向け:kabushiki-toiawase@skylark.co.jp
機関投資家・アナリスト向け:IR_group@skylark.co.jp
署名再開しました、署名してください!
アニマルライツセンターからの意見
私達は2014年から要望や署名、交渉を続けているものの、すかいらーくは改善を見せない。フォアグラの輸入がやや難しかった年を除き、フォアグラメニューを継続している。
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貴社とは一度話し合いをさせていただき、また2014年からのお願いを続けてきておりますが、今年は貴社ブランドのジョナサンでフォアグラの提供が行われており、大変残念に思っております。あらためて、フォアグラの取り扱いの廃止を求める要望させていただきます。
フォアグラは動物虐待の問題を含んだ、世界的にも議論が大きい食品です。通常の畜産物とは異なり、積極的な暴力が生産工程に含まれるためです。
フォアグラの生産方法は、生後81日経ったカモ(アヒル)やガチョウに対し、ガヴァージュ(強制給餌)を2~3週間行い、鳥達の肝臓を通常の10倍まで肥大させ、と殺します。ガヴァージュは、鳥達の口を開けさせ50cmの鉄パイプを胃まで差し込み、とうもろこしの粉(または粒)と油の混合物を鳥の体の3分の1~4分の1程度の量を流し込み、鉄パイプを抜くという方法で行われます。このガヴァージュは一日2~3回行われ、たった2~3週間の間に、鳥の肝臓が肥大し肝機能を果たさない脂肪肝の状態になります。急激な体の変化のため、肝臓が他の器官を圧迫し、気嚢と肺を圧迫し呼吸困難を起こし、息をすることが難しくなり、さらに自分の体を支えることも難しくなります。
「パイプが首の内側を傷つけた」「慢性の肝臓病」「強制給餌による窒息」のため、通常のカモの飼育場の20倍の死亡率になります。
人道的な強制給餌は存在しません。
なお、強制給餌を行わないフォアグラはありません。CIFOG(フランスのフォアグラの専門家委員会)の代表シェフのMarie-Pierre Péも「強制給餌の代替手段は見つかっていない。…強制給餌なしでフォアグラは作れない」と明言しています。
この残酷さゆえに、ヨーロッパや南米、北米の国や州で、すでにフォアグラの生産が事実上禁止されています。さらにインドとブラジルのサンパウロ、ベルギー フランドル地方、米国カリフォルニア州では販売が禁止になっています。
さらに、日本でもフォアグラの生産過程を知り嫌悪感を抱く人は増えています。日本の生活者に対して行った意識調査では、フォアグラの生産方法を知った上で、フォアグラを食べたくないと思う人は、63.3%にのぼります。(2014年12月調査)
アニマルウェルフェアについての関心は年々上がってきています。またESG投資には動物への配慮がすでに含まれており、271兆円を運用する機関投資会社23社が、アニマルウェルフェアに関する宣言に署名し、総額909兆円(8.1兆ドル)を運用する投資会社が畜産への投資リスクを啓発するイニシアチブに参加しています。
動物への配慮は、畜産物を扱う企業には必須の考え方になりつつあります。日本の他の企業でも、課題と認識して取り組みを始める企業が多くなっています。貴社へのフォアグラ廃止の要望を最初に行った2014年とは比較にならないほど、意識の向上が見られます。
これら状況を踏まえ、貴社に、人道的な食材の選定を行っていただきたく、以下改めて要望いたします。
記
今後、貴社の展開する全てのレストラン店舗において、フォアグラの取り扱いを廃止してください。
以上、ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
お忙しい中恐縮ですが、貴社のお考えを2018年9月25日までにお聞かせねがえれば幸甚です。
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フォアグラの生産方法はこれ
フランス産
メスは生まれた初日にシュレッダーで轢き殺される
強制給餌
スペイン産