先日開催されたG7サミットで、
海のプラスチックごみを減らすための盛り込んだG7文書に、日本は署名せずの中。
なぜ、署名を拒否したんでしょうね・・・
海のプラごみ、日本に批判相次ぐ
G7文書に署名拒否
2018/6/11 - 共同通信
https://this.kiji.is/378840664122852449
インドネシアの海岸のプラスチックごみ=4月(ロイター=共同)
カナダの先進7カ国首脳会議(G7サミット)で日本と米国が、深刻化する海のプラスチックごみを減らすための数値目標を盛り込んだ文書に署名せず、環境団体から11日、「恥ずべきことだ」などと批判が相次いだ。
海洋ごみ問題に取り組む環境団体JEAN代表理事は「海から恩恵を享受している日本は、プラスチックごみ問題に率先して対応する必要がある。長年政府と連携して削減に取り組んできた立場として理解できない」と不満を示した。
環境団体グリーンピースは「日米が署名しなかったのは恥ずべきこと。必要なのは業界の自主規制ではなく、使い捨てプラスチックの禁止」との声明を公表した。
写真http://www.seattleweekly.com/news/environmentalists-urge-starbucks-to-end-plastic-cup-waste/
スタバ、プラスチック製ストローを廃止 2020年までに
2018.7.10 BBC
https://www.bbc.com/japanese/44776177
米コーヒーチェーン大手スターバックスは9日、プラスチック製の使い捨てストローの使用を、2020年までに世界中の店舗で全廃すると発表した。微細なプラスチックごみによる環境汚染への懸念が高まっていることに対応した。
世界に2万8000カ所あるスターバックス店舗では、推計10億本のプラスチック製ストローが毎年使用されている。
今後はストローを使う必要のないプラスチックのふたを提供するほか、紙製など非プラスチック製のストローを導入する。
スターバックスのグローバル社会貢献部門を担当するコリーン・チャップマン氏は発表文で、事業パートナーや顧客からの要請が今回の決定を促したと明らかにした。チャップマン氏は、「ストローを使わないのが環境のために我々ができる最も良いことだ」と述べた。
スターバックスの発表文には、海洋保護団体オーシャン・コンサーバンシーの「ごみのない海計画」や世界自然保護基金(WWF)の賛同が添えられた。
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オーシャン・コンサーバンシーのニコラス・マロス氏は、今回の決定について「プラスチックごみの大波を止めるため、企業は大きな役割を果たせる。これはその素晴らしい一例だ」とコメントした。
スターバックスの発表の1週間前には、同社が本社を置く米西部ワシントン州シアトル市が、バーや飲食店にプラスチック製ストローやフォーク、ナイフなどの使い捨て食器の提供を禁じる条例を制定した世界初の都市となった。
プラ製ストロー全廃への反応
スターバックスによるプラスチック製品削減の取り組みには、賛否両論が出ている。
米環境NGOのコンサベーション・インターナショナルのM・サンジャヤン最高経営責任者(CEO)はスターバックスの決定を歓迎するコメントを出し、「私たちの海を守る意義ある行動だ」と述べた。同CEOは米国で5億本のプラスチック製ストローが毎日捨てられていると指摘した。
一方で、消費者の多くはストローの代わりに提供される飲み口の付いたプラスチック製ふたを批判している。
あるツイッターのユーザーは、「1.プラスチック製ストローをやめる 2.代わりに大きなプラスチックの飲み口付きふたにする」と皮肉るコメントを投稿した。
障害のためにストローが必要な人もいると指摘する声もあった。
あるスターバックスの顧客は、「ストローが必要な障害者はどうするのか。ないと私は飲んだり食べたりできない」とツイートした。
スターバックスは指摘にすぐに反応し、「良かれと思ってやっているとしても、カップやふたとは違ってストローは、重量や大きさのためにリサイクルができません」とツイッターで述べた。さらに、「紙や堆肥にできるプラスチック製などのストローの選択肢も提供します。もしその方が良かったり、必要であれば頼めますし、フラペチーノ類の飲料はストロー付きが基本です」とコメントした。
Unlike cups or lids, recycling straws just isn’t possible because of their weight and size, despite the very best intentions.
— Starbucks Coffee (@Starbucks) 2018年7月9日
We will still offer a straw option in stores, made of an alternative material such as paper or compostable plastic. Customers will be able to request this straw if they prefer or need one, and it will come standard with Frappuccino blended beverages.
— Starbucks Coffee (@Starbucks) 2018年7月9日
なぜストローを禁止する必要があるのか
環境団体は長らくプラスチックごみの問題を指摘してきた。最近は、ストローが海洋生物に与える影響に注目が集まっている。
2015年に絶滅が危惧されるウミガメの鼻からプラスチック製ストローを取り除く動画が拡散された後間もなく、ストロー問題への対応が幅広く支持されるようになった。
その後、ハッシュタグ「#StopSucking(吸うのをやめよう)」などを使ったソーシャルメディアでの運動に、エレン・ポンペオ氏やエイドリアン・グレニアー氏、ニール・デグラス・タイソン氏などの著名人が賛同を表明した。
2017年7月に米科学誌サイエンス・アドバンシスに掲載された産業環境学者のローランド・ガイアー博士による論文は、プラスチックが登場して以来生産された量は83億トンに上ると推計した。
このうち63億トンがごみになり、うち79%が埋め立て地や自然環境に蓄積されているという。
海に行き着くプラスチックごみは現在、毎年1000万トンに上るとみられている。
しかし、ストローの使用廃止が広がりつつあるなかでも、ストローがどの程度、海洋汚染の原因になっているのかは明確になっていない。
科学者のデニース・ハーデスティ、クリス・ウィルコックス両氏は、5年間にわたり米国の海岸で採取されたごみを調査し、750万本のプラスチック製ストローが海岸に捨てられたままになっているとの推計を出した。
しかし、世界中の海や海岸に900万トン近くのプラスチックごみが行き着いているという、科学誌サイエンスに掲載された米ジョージア大学ジェンナ・ジャムベック教授の論文で示された規模は、それを大幅に上回っている。
こうしたなかでもプラスチックの使用禁止は広がっている。
米大リーグ、シカゴ・ホワイトソックスが本拠地とする球場でプラスチック製ストローの使用をやめたほか、アラスカ航空がプラスチック製のマドラー使用を停止。BBCは使い捨てプラスチック製品の使用を2020年まで全廃することを決めている。
(英語記事 Starbucks to ban plastics straws in all stores by 2020)
台湾名物のタピオカミルクティー。グラスの底のタピオカの粒々をストローで飲む=西本秀撮影
タピオカミルクティーが終わる…ストロー規制、台湾波紋
2018年7月9日05時06分 朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASL7675XDL76UHBI03M.html
台湾当局が6月に打ち出した、プラスチック製ストローの使用を禁じる規制案が波紋を呼んでいる。台湾には、つぶつぶのタピオカが入った名物のミルクティーがあるが、「ストロー無しでどうやって飲むのか」と人々が疑問視するのに対し、規制を担う環境保護署が「スプーンで食べればよい」と反論。「タピオカ論争」が盛り上がっている。
洗って使えるステンレスやガラスのストロー。
長さや太さが選べ、洗浄ブラシや専用のケースもある=5日、台湾・新北市、西本秀撮影
規制案では、来年7月からファストフード店やショッピングセンターなどで、店内用に使い捨てのプラスチック製ストローを出すことが禁じられる。将来は対象を広げ、持ち帰り用も認めない方針だ。廃棄プラスチックによる海洋汚染を防ぐ狙いがある。
温暖な台湾では、街角にジュースやお茶を売るスタンドが多く、市民にとってストローは、とても身近な存在。特に名物のタピオカミルクティーは、専用の太めのストローで、タピオカのつぶつぶをズルズルと吸い上げる食感が人気だ。
それだけに地元メディアは「ストロー廃止は、タピオカミルクティーが終わる日だ」などといった市民の不満を伝えている。
論争に油を注いだのは、世論の疑問に環境保護署の担当者が「スプーンで食べれば良い」と反論したことだった。蔡英文(ツァイインウェン)総統はこの発言について会議で、「そんな言い方は社会に受け入れられない。私だって、タピオカミルクティーをどうやって飲めば良いか知りたい」と語ったという。
マクドナルドが、ストローを「紙」にしてみるんだって イギリスで5月から試験
ストローを、分別しないで捨てている人が多いそう
2018年03月30日 15時23分
https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/28/mcdonald-2018-0329_a_23398083/
イギリスのマクドナルドは、店舗で試験的に紙のストローを使用すると発表した。プラスティック製ストローを段階的に廃止し、環境を保護する目的だ。
マクドナルドはイギリス国内に1300店舗ある。5月からいくつかの店舗で試験運用を始める。現在使用しているプラスチック製ストローはリサイクル可能だが、利用客の多くが分別しないまま捨てている。紙のストローは、生物分解ができるという利点がある。
海洋の環境保護を支援する団体「マリン・カンバセーション・ソサエティ」によると、イギリス国内全体では、年間でおよそ85億本のプラスチック製ストローを使用している。イギリスの主要なパブ、バー、レストランチェーンではすでにプラスチック製ストローの削減に取り組み始めている所もある。パブチェーンの「ウェザースプーン」や、バーレストランチェーンの「オール・バー・ワン」、日本食レストランチェーンの「ワガママ」などだ。
しかし、環境問題の活動家の中には、企業はストローをすべてやめてしまうのではなくて、その代わりに紙製などの代替品を提供してほしいという声もある。脊髄性筋萎縮症(SMA)患者のミカエラ・ハリウッドさんもその一人だ。彼女は、ストローを使わないと飲み物が飲めない障害者もいると指摘する。
紙製ストローの試験に加えて、違う取り組みもする。5月からいくつかの店舗で、ストローがほしい場合、店員に申告する仕組みに変える。そうすることで、ゴミが減るかどうかの試験のためだ。
マクドナルドUKのポール・ポムロイCEOは声明で、「プラスチックの使用量削減は、私たちのビジネスにとっても、外食産業にとっても、そして社会全体にとっても極めて重要な問題です」と語った。
「積極的に、店舗内でのリサイクルを推進していきます。2015年以来、1000以上の店で、リサイクル製品を使っています。また、分別もかんたんにできるようにしています。イギリス全土でゴミのポイ捨てをなくす取り組みを支援し、地域の店舗でも定期的にポイ捨て防止活動をします」
スカイニュースによると、ポムロイCEOは、こうしたリサイクルの取り組みにも不十分なところがあると認めている。例えば、プラスチックを使用しているドリンクの蓋を、環境に優しい素材に切り替える方法はまだ見つかっていないという。
「蓋の切り替えは難しいですが、製品の業者と協力し、解決策を見つけていきます」と、ポムロイCEOは語った。
ハフポストUK版より翻訳、編集しました。
ごみの中に浮かぶ震災で流された日本のボート
バンクーバー水族館で企画展示 プラスチックごみが海に及ぼす影響訴える
2018.5.25 バンクーバー新聞
https://vancouver.keizai.biz/headline/2485/
バンクーバー水族館(845 Avison Way, Vancouver、TEL 604-659-3400)で5月18日、地元アーティストのダグラス・クープランドさんが手掛けた、プラスチックごみが海に与える影響を訴える新展示「Vortex」が始まった。
同展はクープランドさんとOcean Wiseの共同企画。作品は5万リットルの水で「太平洋ごみベルト」を表現。中心には東日本大震災の津波で流され、2017年にブリティッシュ・コロンビア州沿岸のハイダグワイ地区で発見された漁船を設置。州内の沿岸で回収されたごみやがれきがボートの周囲を埋め尽くす。
クープランドさんは「プラスチックは美しく見えるが実は醜い。魅力的だが有毒」と話し、「毎年訪れるハイダグワイ地区の沿岸で、東日本大震災で流されたと思われる、以前自分が東京で買ったのと同じプラスチックを発見した。その時自分の深いところで何かが変わった。とても恐ろしく感じ、人間と地球との関係を探る必要があると感じた」と展示のきっかけを話す。
Ocean Wiseの会長兼CEO、ジョン・ナイチンゲール博士は「われわれは使い捨て社会に住んでおり海を墓場に変えてしまっている」と海に投棄されるプラスチックの影響を話し、「クープランドさんの作品を通して人々が太平洋ごみベルトに関心を持ち、使い捨てのプラスチックの使用を考え直してもらえれば」と期待する。
開館時間は10時~17時。入館料は一般=39カナダドル、シニア(65歳以上)・ユース(13歳~18歳)=30カナダドル、子ども(4歳~12歳)=22カナダドル。
2019年4月20日まで。
~転載終了~
プラスチックを反対する署名
署名随時更新♪海にゴミを捨てないで!人間の出すプラスチックゴミで海の生きものが苦しんでいる。
https://ameblo.jp/yayamin/entry-12062803297.html