主人公の犬坊里美のストレートぶりは読んでいて楽しいけれど、やっぱり漢字も書けないような司法修習生はいないでしょう、いくらなんでも。
登場人物がみんな漫画みたいなキャラで、のだめの司法版みたいでした。
最近テレビドラマでも、なんか漫画を読んでいるような、行動といい口調といい、似たような亜流が増えているような気がする。この著書がそうとは言わないけれど。
最近は非常に読むのに苦労する島田作品の中では群を抜いて読み易いのでかなりの長編ですが、楽しんで読めました。続編は……どうかな、読むかな、出たら。終わり方唐突だったしね。
光文社文庫
838円+税