ずっと書こうと思って書けなかったことがあるの

大事なライブのために、気持ちを強く持ってなきゃいけなかったから




実は4月4日に

私の大切な家族のアブーが天国に旅立ちました。

リンパ腫という病気で、前から投薬治療をしていたんだけど、

夜中に突然状態が悪化してどうすることもできなかった

その日は一緒のベッドに寝て、翌日火葬してもらい、またうちに帰ってきました

このことは誰にも言わなかった

ラストライブの三日前で相方やお客様に心配をかけられないと思ったし、

きっと皆励ましの言葉をくれるだろうから、その言葉を聞いたら皆の肩に寄りかかってしまいそうだったから…

ラストライブも一週間後のゴスペルライブも、私の歌で皆に伝えたいものがあった

私が皆に希望とか元気とかあげたかったんだ

だから私が強く立っていなきゃいけなかった

崩れちゃいけなかったから、アブーの遺骨を隅に隠して、必死に練習にうちこんだの




その二つのライブが終わって、今やっと素直に悲しめる時が来た

もう泣いてもいいんだね

フェレットのリンパ腫はいわゆる血液のガンで不治の病と言われてるの

だから、近いお別れを覚悟してはいたんだけど、なんだかんだで元気だったからこんなに早いとは思ってもいなかったんだ

もっと早くに症状に気付いてもっと前から治療してれば

薬をあげ忘れた日もあったかもしれない、ちゃんと毎日あげてたら

あの日も何かSOSを出してたの?もっとちゃんと注意してみてあげてれば

重い病気だっていう認識が足りてなかったかもしれない

後悔しかない

本当にごめんね、アブー





私が一人暮らしを始めて三日後にうちにやって来たアブー

君がいたから寂しくなかった

その顔に何度も癒された

辛いことも吹き飛ばしてくれてたんだよ

本当にありがとう

君との楽しい思い出がきっとこれからも私を支えてくれる

彼女のロビンは私に任せて!

安らかに眠ってね



一生忘れない、私の大切な大切な家族