俺のバイク遍歴⑥ z2 その②からの続きの話しです。

 

 

 

お~念願の750RSが俺の手に入りました。 ちょっと購入が決まったときは「やった~」と感動もんでした。Z2は予算で無理なので諦めてて、それまでずっとZ1を探していましたら。「棚から牡丹餅」とはこういうことか、、と、うれしい感覚でした。

 

全体的に奇麗なZ2ですが、ほどなくヤレている箇所も多くて旧車のいい味が出ています。

 

 

 

 

アイドリングから少しアクセル開ける時のヒュルヒュル音が気に入りました。バイク屋のおやじはヒュルヒュル音するZ2と何もヒュル音しないZ2があるのだと言っていました。理由は定かではないとのこと。

 

(あとから思うと純正エアーフィルター吸い込み口からヒュル音がしているようです)

 

とりあえず、登録の目途が経つまで購入したバイク屋さんに預かってもらうことにしました。本当は自宅に持って帰って眺めたいのですがまずは登録調査が先です。もちろん全額現金ですぐに払いました。一応、書無しなのですが何故か譲渡証だけ書いて頂きました。この譲渡証は登録には使えません。

 

同じ県内のバイク屋なんでその辺はかなり安心して取引できました。それからかなりの本気モードで登録できるかの再調査です。

 

 

まずは腕利きと言われている行政書士さんへメールと電話で相談です。そのバイク屋が買った先の個人から前所有者を探す方法だと。バイク屋が買った前の個人の方は大阪の人でした。 ん~、話した感じでは直感的にこの行政書士さん本当に大丈夫かなーと少し不安になりましたね。

 

行政書士さんに不安を感じていましたので、次は書無し登録の専門業者に早々に相談しました。

 

「盗難車、不正打刻でなければ、大体は登録OKよ」との返事をもらい、まずは車体番号の石摺りを送って確認してもらい正規打刻と確認できた後にその業者に正式にお願いすることになりました。 ここは割と簡単に事が進みました。

 

 

早速、買ったバイク屋から書類起こし業者へと軽トラで配送です。県外の業者ですので県内のBASまで自分で運びました。

 

軽トラに載せる時はバイク屋さんが載せましたが、降ろす時は自分で降ろすのです。実はバイクの軽トラ降ろし作業をやったことがありません。

 

 

焦りましたが、BASスタッフから手伝ってもらい何とか降ろせました。

 

 

 

 

暫く2週間くらい経って、初年度もちゃんと明記された車検証も頂き登録完了です。この時も車検証を手に取りながらいや~感動もんでした。初年度は空欄かものことでしたら、ちゃんと「昭和**年」と記載されています。

 

当時はそれで何とか登録できましたが、2020年現在では書無し大型バイクの再登録はかなり難しく厳しいようですね。

 

念願の750RSがナンバー、車検2年付きで自宅に来ました。 このとき購入してから既に3カ月以上が経っていました。

 

 

自分名義になってからは、ずっと気になっていた前オーナーは誰かを陸運局で調べてみました。大阪の方でしたが、バイク屋が買った相手ではなかったです。結果的に最初の腕利き行政書士に頼んでいたら今でも登録できなかったなあ。

 

登録履歴を眺めているとこのZ2の歴史を垣間見ることができました。名古屋で新車登録されて大阪~兵庫~大阪の方へと乗り継がれてきた車両でした。そして私が乗ることになったのです。

 

このとき、当たり前の調子良いバイクは相場並みに高い(当たり前)ですが、人が敬遠するような曰く付き(書無しや不動車、欠品車)のバイクはかなり安く買えることを実体験で覚えました。

 

自分である程度の修理メンテナンスができてくると、曰く付きバイクを安く買いたくなるのです。俺って旧車バイク屋みたいだな〜って思えるような感覚になってきました。(笑) 

 

このZ2も登録してから、いろいろと調子が悪くて、自分で直していく羽目になりました。このころパーツリストとサービスマニュアルを購入してよ~し自分で全部直すぞ~と意気ごんでいました。(笑)

 

45年前のバイクをいつも快適に乗るということは大変なことなのです。・・・ということが今回の体験でよ~く分かりました。

 

以上