取締役会長になりました & 経営者のお仕事。
皆さん、こんばんは。
さて本日はお知らせがあります。
私、八尾憲輔は本日付けで、マーズおよびFEYNMANの代表取締役社長を辞任し、取締役会長に就任いたしました。
新しいマーズおよびFEYNMANの代表取締役社長はグリー株式会社の吉田大成さんが就任いたしました。
皆さん、代表権は失いましたが、グリーの子会社として一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。
それにしても、この16年間あっというまでした。
右も左も知らないところからスタートして、日々悩み続け、浮き沈みも経験し、本日に至ったわけですが、振り返ってみると楽しい思いでもいっぱいですし、苦しかった思い出も楽しいものに感じられます。
もしかしてオヤジになったのかもしれないですね(笑)。
せっかくなので、本日は私が16年間の経験の中で、経営者として学んできたこと、経営者の仕事をちょっとだけご紹介しようかと思います。
人によっては異論もあるでしょうが、良ければ最後まで読んでやってください。
それでは、
一つ、時代に応じた新たな事業やサービスを考え出す事。これは経営者なら当たり前かもしれないですね。
短期決戦の企業は別かもしれませんが、長く続く企業を目指す者にとって社会の変化に応じて形を変えることは必須のスキルです。
経営者は、そういう点において市場の動きを敏感に感じ取るアンテナと柔軟性がなくては、務まらないということです。
二つ、ビジョンを持つこと&利益追及を追及すること。
経営者の大半は、大小の違いは、ありますが、ビジョンを持っています。
しかしビジョンだけでは企業は成り立たないわけです。
やはり営利団体である以上、利益を追及するという企業が本来持つべき目的を
達成しなければならないわけです。
しかし、この二つは相反関係にあると言って良いぐらい、混じり合わないと思うことが
多いものです。
もちろん、この二つを立派に満たしている企業経営者の方々もいっぱいいらっしゃいます。
しかし、そんな簡単に出来ることではありません。きっと血のにじむような努力と素晴らしい感性がそれを実現するのだと思います。
16年の経験からするとビジョンがいかに素晴らしくても、利益が出なければ、いずれは従業員も食べさせられなくなり、株主からも社会からも見放され消えていきます。
私も16年間、ビジョン?or利益?で悩み続けたし、周りでもこの問いに答えきれずに駄目になっていく企業をいっぱい見てきました。
ビジョン?or利益?
本当悩ましいですが、やはり企業は利益を出せないと駄目になるのは間違いないということです。
逆にビジョンはないのに利益が出ている企業ってあるんだろうかと探してみると
以外にそういう企業はいっぱいあるんですよね。
これが現実です。
だからといってビジョンを捨てろといっているわけではないんですよ。
バランスが大事だということです。
第二次ITバブル的な感じを受ける今日この頃ですが、利益は出てないが評価の高い企業もいっぱいあります。その中にはこれから突然爆発的な利益を出す、企業やスタートアップも少なからず出てくると思います。
しかし、大半は逆になるかもしれませんね、これは90年代後半の第一次ITバブルのときも同じでしたから。
今、その危険を感じる臭い業界全体に漂いはじめている気がするので注意しないと駄目ですね。
三つ、従業員のモチベーション管理。
これは経営者によって色々なやり方があると思います。
まったく従業員のプライベートを共にしない経営者もいれば、私のように社員と普通に飲み食いを共にしたり、家族同様に接する経営者もいます。
この部分は個人の手法なのでとやかく言うことでもないでしょう。
ただ、どんなにモチベーションの高い優秀な従業員でも、ふとしたきっかけでモチベーションは低下しますし、時代の流れについていけなくなることもあるでしょう。そして辞めたいと思うことだってあります。
その時、経営者は、これを素早く感じ取り、仕事を楽しんでもらえるような環境や責任感や柔軟性の重要性をとき、またそれを持てるようにしてあげる。
最終的には、人間として立派に成長できるよう援助することが重要なわけです。
私も出来ているわけですし、理想論かもしれませんがこれができれば素晴らしいですね。
四つ、ファイナンス&キャッシュフロー管理
ファイナンスと一言に言っても単なる資金集めだけでなく、銀行借入とVCやエンジェルからの調達では大違い。どちらも容易なものではなかったです。
キャッシュフローを常に気にすることは企業にとっては生命線ですので最重要課題ですね。以外にこの点も見ていない経営者も多いようですが、僕からすると羨ましいの一言です、ていうか心配じゃないの?って言いたいです。
五つ、経営者は会社の顔。
経営者は会社の顔です、広告塔として活躍できる経営者は素晴らしいし、羨ましい限りです。
私はBLOGもマメに書かないし、人前で上手く話すようなスキルを持っていないからです。
といっても、どんな場面でも経営者である以上、企業の顔であることは間違えありませんし、
経営者が社外から見た会社の色を決めることもあるので、この点は肝に銘じる必要がありますね。
六つ、謝罪。
問題が起こったら最終的に謝るのは社長のお仕事。
16年も経営者をやっていると土下座しそうになったこともありましたし、理不尽な思いをしたこともあります。
でも今では良い思い出ですね。
七つ、クレイジーになれるかどうか!?
これはかなり私の個人的な指向かもしれないですが、クレイジーになれる人間は強いってことです。
人の上に立つ以上、プレッシャーも人一倍です。場面によってはクレイジーになれるぐらいでないと潰れちゃいますからね。
八つ、信じること、夢を語れること、そして失敗を恐れない。
誰に何を言われようと、自分自身の考えを信じること。
そして、誰の前でも夢を語れること、そして失敗を恐れない。
もしかしたらこの三つが一番重要かもしれないですね。
信念の無い人、夢を語れない人、失敗を恐れる人には、人は魅力を感じないですからね。
他にもいっぱいあるのですが、思いついたものだけ、七転び八尾記にちなんで無理矢理、
八つにまとめて書いてみました。
若い経営者の方々のご参考になれば。
それでは、また。
さて本日はお知らせがあります。
私、八尾憲輔は本日付けで、マーズおよびFEYNMANの代表取締役社長を辞任し、取締役会長に就任いたしました。
新しいマーズおよびFEYNMANの代表取締役社長はグリー株式会社の吉田大成さんが就任いたしました。
皆さん、代表権は失いましたが、グリーの子会社として一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします。
それにしても、この16年間あっというまでした。
右も左も知らないところからスタートして、日々悩み続け、浮き沈みも経験し、本日に至ったわけですが、振り返ってみると楽しい思いでもいっぱいですし、苦しかった思い出も楽しいものに感じられます。
もしかしてオヤジになったのかもしれないですね(笑)。
せっかくなので、本日は私が16年間の経験の中で、経営者として学んできたこと、経営者の仕事をちょっとだけご紹介しようかと思います。
人によっては異論もあるでしょうが、良ければ最後まで読んでやってください。
それでは、
一つ、時代に応じた新たな事業やサービスを考え出す事。これは経営者なら当たり前かもしれないですね。
短期決戦の企業は別かもしれませんが、長く続く企業を目指す者にとって社会の変化に応じて形を変えることは必須のスキルです。
経営者は、そういう点において市場の動きを敏感に感じ取るアンテナと柔軟性がなくては、務まらないということです。
二つ、ビジョンを持つこと&利益追及を追及すること。
経営者の大半は、大小の違いは、ありますが、ビジョンを持っています。
しかしビジョンだけでは企業は成り立たないわけです。
やはり営利団体である以上、利益を追及するという企業が本来持つべき目的を
達成しなければならないわけです。
しかし、この二つは相反関係にあると言って良いぐらい、混じり合わないと思うことが
多いものです。
もちろん、この二つを立派に満たしている企業経営者の方々もいっぱいいらっしゃいます。
しかし、そんな簡単に出来ることではありません。きっと血のにじむような努力と素晴らしい感性がそれを実現するのだと思います。
16年の経験からするとビジョンがいかに素晴らしくても、利益が出なければ、いずれは従業員も食べさせられなくなり、株主からも社会からも見放され消えていきます。
私も16年間、ビジョン?or利益?で悩み続けたし、周りでもこの問いに答えきれずに駄目になっていく企業をいっぱい見てきました。
ビジョン?or利益?
本当悩ましいですが、やはり企業は利益を出せないと駄目になるのは間違いないということです。
逆にビジョンはないのに利益が出ている企業ってあるんだろうかと探してみると
以外にそういう企業はいっぱいあるんですよね。
これが現実です。
だからといってビジョンを捨てろといっているわけではないんですよ。
バランスが大事だということです。
第二次ITバブル的な感じを受ける今日この頃ですが、利益は出てないが評価の高い企業もいっぱいあります。その中にはこれから突然爆発的な利益を出す、企業やスタートアップも少なからず出てくると思います。
しかし、大半は逆になるかもしれませんね、これは90年代後半の第一次ITバブルのときも同じでしたから。
今、その危険を感じる臭い業界全体に漂いはじめている気がするので注意しないと駄目ですね。
三つ、従業員のモチベーション管理。
これは経営者によって色々なやり方があると思います。
まったく従業員のプライベートを共にしない経営者もいれば、私のように社員と普通に飲み食いを共にしたり、家族同様に接する経営者もいます。
この部分は個人の手法なのでとやかく言うことでもないでしょう。
ただ、どんなにモチベーションの高い優秀な従業員でも、ふとしたきっかけでモチベーションは低下しますし、時代の流れについていけなくなることもあるでしょう。そして辞めたいと思うことだってあります。
その時、経営者は、これを素早く感じ取り、仕事を楽しんでもらえるような環境や責任感や柔軟性の重要性をとき、またそれを持てるようにしてあげる。
最終的には、人間として立派に成長できるよう援助することが重要なわけです。
私も出来ているわけですし、理想論かもしれませんがこれができれば素晴らしいですね。
四つ、ファイナンス&キャッシュフロー管理
ファイナンスと一言に言っても単なる資金集めだけでなく、銀行借入とVCやエンジェルからの調達では大違い。どちらも容易なものではなかったです。
キャッシュフローを常に気にすることは企業にとっては生命線ですので最重要課題ですね。以外にこの点も見ていない経営者も多いようですが、僕からすると羨ましいの一言です、ていうか心配じゃないの?って言いたいです。
五つ、経営者は会社の顔。
経営者は会社の顔です、広告塔として活躍できる経営者は素晴らしいし、羨ましい限りです。
私はBLOGもマメに書かないし、人前で上手く話すようなスキルを持っていないからです。
といっても、どんな場面でも経営者である以上、企業の顔であることは間違えありませんし、
経営者が社外から見た会社の色を決めることもあるので、この点は肝に銘じる必要がありますね。
六つ、謝罪。
問題が起こったら最終的に謝るのは社長のお仕事。
16年も経営者をやっていると土下座しそうになったこともありましたし、理不尽な思いをしたこともあります。
でも今では良い思い出ですね。
七つ、クレイジーになれるかどうか!?
これはかなり私の個人的な指向かもしれないですが、クレイジーになれる人間は強いってことです。
人の上に立つ以上、プレッシャーも人一倍です。場面によってはクレイジーになれるぐらいでないと潰れちゃいますからね。
八つ、信じること、夢を語れること、そして失敗を恐れない。
誰に何を言われようと、自分自身の考えを信じること。
そして、誰の前でも夢を語れること、そして失敗を恐れない。
もしかしたらこの三つが一番重要かもしれないですね。
信念の無い人、夢を語れない人、失敗を恐れる人には、人は魅力を感じないですからね。
他にもいっぱいあるのですが、思いついたものだけ、七転び八尾記にちなんで無理矢理、
八つにまとめて書いてみました。
若い経営者の方々のご参考になれば。
それでは、また。