選挙が終わった。
いやあ、民主党すごかったですね。
お先真っ暗の日本を何かのきっかけで変えたいという気持ちが国民全体にあるから、民主党は勝ったんだろうと思う。
でも、ちょっと心配。
国民は本当に考えて投票したんだろうか?
選挙結果のTV特番に視聴者から送られるメッセージを見ていたら、本当に考えて言ってるのかと思うものもあった。たとえば「公務員を減らせと」いうことを書いている人がいるけど、僕もそれには反対はしないけど、利権に関わる公務員は別にして、ほとんどの公務員、とくに地方公務員ほど転職の難しい職業はないはず。
ということは結局失業者が増えるかもしれない。
仕事自体が少ない中で、採用倍率が上がるだけじゃないかと思う。
高速道路無料化だって同じだ。僕は車に良くのるので嬉しい限りだが、無駄使いをなくせばと言っているが、無料化すれば利用者も増えるわけで、渋滞は増えるし、今まで以上にメンテナンスに費用がかかるはず。
そうなれば、その費用は誰が賄うんだろうか?やっぱり税金?
そして税金が高くなればなるほど、お金持ちの方は税金を払いたくないので、英国みたいに海外へ拠点を移す人が増える。そして、その負担は海外へ拠点を移せない一般ピープルにのしかかる。
今回の選挙で何か変わることを期待したいが、これを機に一番変わるべきは国会でも政治家でも政府でもなく、国民じゃないかと僕は思う。
国民一人一人が、高度成長の幻想を捨てて、本当になすべきことが何かを考えなければならない時期に突入したんじゃないかと思わされる選挙でした。