景気は本当に悪いの? 少子化は止まるの? | 七転び八尾記

景気は本当に悪いの? 少子化は止まるの?

ちょっと今日は真面目な話。


景気が悪い、悪いと皆が口をそろえて言ってるけど、本当なんだろうか?

その割りに、東京は高級外車がいっぱい走っているし、レストランだって予約なしで席を取れなかったりする。

そういう場面に出くわすと、不況であるという実感が薄れていく気がする。


もし、いまの不況が、小泉改革のつけだとしたら、そしてそれが貧富の差を生んだとすれば、それを選んだ国民には責任はないんだろうか?

人間はとかく、失敗しても、成功しても他人のせいにしたがる生き物なのかもしれない。

今の不況のせいで、困っている人の一部の人が政府に生活を守ってくれ!と声を大にしている。

しかし、日本政府も大赤字の企業のようなものだ、確かに、官僚が無駄使いをしてきたかもしれないい。

でも、官僚が無駄使いし、道路や施設をいっぱい作り、退職金で色んなものを買うことによって、間接的に恩恵を受けた人々だって少なからずいるはずである。

また、ここで助船を出すということは、その穴埋めが何処かで必要なわけで、それは今後の増税か国民へのサービスの削減という形で返ってくる。

そして、そのときがくれば、また困る人がいっぱいでてくるわけである。


しかし、今の政治家は、こういうことを言わずに、大勢に逆らわないで目の前の票だけ確保しようとしているようにしか見えない。大勢というと聞こえは良いがほとんどはメディアが先導して作っている世論と言ったほうが良いかもしれない。私が思うに、この事態を収拾するには、長期的視点に立った抜本的な改革が必要であるのではと考える。


と、前置きが長くなったが、経済を活性化させるのに、日本で一番かけているのは子供である。

僕が子供のときは、1学年1クラス40名で10クラスある小学校は普通にあったが、今は下手すれば1学年1クラスを作ることもできない地域だっていっぱいある。

日本の弱点はここにあると思う。

子供を増えなければ、働けない高齢者ばかりが増えて、数では多い高齢者を支えるために、20代、30代の人が働くはめになるわけだ。これでは国民の勤労へのモチベーションも上がるわけが無い。

このまま行けば、20年後、30年後の日本は経済大国から三流国家へ落ちぶれる可能性が十分ある。

それには、一番の方法は少子化を食い止めるにつきると思う。

少子化に歯止めをかけるには、国民感情を刺激するような戦略が必要である。

ちょっと前置きが長かったが、私の知り合いのT弁護士がコラムに書いていたのをみて、これは素晴らしいと思ったので、紹介しておこう。

Tさんの案では、子供3人目を出産した家族に1000万円をお祝い金として政府が出すのが良いと書いていた。

これはなかなか素晴らしい案ではないかと思う。多分1000万円もらえると思えば、子供を増やす家族は増えるⅡ違いない。今のわけのわからないカンフル剤にもならない一時給付金を国民全体に支払うという無駄をするのであれば、未来の日本を支えてくれる家族を保護すべきではないだろうか。

僕もこの案には大賛成だ。


日本の未来は子供にかかっているのは間違いない。