茨木のり子さんの詩集、
「おんなのことば」の中の「さくら」という詩を
かつて読んだはずなんだけれど
改めて
今読んで
ああ!
そういうことなのかと思いました✨
毎春、桜の季節になると
なぜかどうにも落ち着かず心がざわざわと
やきもきとするあの感じ。
ハルを待って待って待ってようやく咲く桜は
春の象徴だからだけれど
それだけでなく
今年の桜は今年しかないと
毎年急かされるように
あちらの桜へ、こちらの桜へ
吸い寄せられるように歩くのも
見ておこう
ちゃんと見ておこうと
「今しかない」という気持ちを強く感じて
苛立ちのように思うのも
こういう心が奥にあったのかな、と。
詩は
本当に優れた詩は
時々こうやって
こちらの心の奥に名前もなく漂っているものに
きちんと
ぴたりとくる言葉で言い当ててしまう。
他にも
いい詩がたくさん✨✨✨
茨木のり子さんは
尊敬する
大好きな詩人です。