車中泊の準備は万端



磐越道を走って北関東方面へと向かった。


郡山JCTで東京方面へ折れ、矢吹ICで降りて国道118号線をひたすら南下。

国道沿にはずっーと水郡線も一緒についてくる。

空は青いし、緑はキラキラ、快適なドライブとなった。


道沿いの

「日本一のコシヒカリ大子町」という看板に

え〜〜〜っ⁈ちょっと待ってよ〜

と一人ダメ出しをした爆笑


その大子町でちょうどお昼の時間となったので

「こんにゃく関所」でいただくことに。




大子町は、やがて茨城港に流れ着く久慈川の上流にある町。

奥久慈こんにゃくや奥久慈しゃもで有名なんだって。

「大子のだいご味」と、なかなかいいシャレで宣伝している。




奥久慈しゃもおこわ膳



形や味付けを変えて調理されたこんにゃくが、これでもかと並び、青大豆のお豆腐や大好きな湯葉もあった。


完食だ。

美味しゅうございました🙏


大子町には

もう一つ素晴らしいものがある。

日本三大名瀑の一つ袋田の滝を目指す。



駐車場に車を停めて



お土産さんの並ぶ通りを歩いた。

やっぱり大きな観光地なのねびっくり



入場券売所の脇にあるトンネルの向こうに

滝があるらしい。

ワクワクするね!



第一観瀑台が近づくと、もう水音が聞こえてきた。

ものすごい音量である。


そして

第一観瀑台で袋田の滝に遭遇!



高さ120m、幅73mの滝が、絶大な迫力で目の前に迫ってきた。

す・ご・い・・・びっくりびっくりびっくり




エレベーターで50m上がって第二観瀑台へ。




滝の全景を上から鑑賞する。

新緑は滝のミストでさらに潤いを増し、つやつや輝き、本当に美しかった。


この辺りはジオパークとしての価値があり

袋田の滝は1300万年前、海の底で噴火していた火山の断面だと説明書きにあった。


それを知ってから

4段になっている滝の岩肌や周囲の地層を改めて眺めてみると、なかなか味わい深いものがあった。


なんと私が今立っている所は、その昔は海底だったのか。

袋田の滝は

天文学的数字の時間の中で、大地がダイナミックに動き、隆起し、河川の流れが削り、風雨が磨いてできた芸術作品だったのね。おねがい


圧巻の絶景であった。


滝の脇に吊り橋がかかっている爆笑




吊り橋とあれば渡りたいのが人情というもの。

どこに行くのかなと渡ったその先には

月居山を巡る「袋田自然研究路」の入り口があった。


どうしようか散々迷ったが、お昼の満腹飯を消化するのにはいいかも!



と、思い切ってこの急な階段を登ることにした。


滝よりも上に上がってきた。

滝の大音量が間近に聞こえる。



自然研究路は、14枚の立て看板によって、樹木や植物や野鳥の種類、防災としての森林の働きや土地に纏わる和歌や歴史的なことがらを知りながら巡る、とても楽しいルートだった。



あーやっぱり来てよかったなと

特に思ったのは

芭蕉も憧れた西行法師の歌に出会えたからだ。

「花紅葉経緯(よこたて)にして山姫の錦織り出す袋田の滝」

なんてステキな歌だろうおねがい


西行は

ここには四季に一度ずつ、四度来たいものだとその素晴らしさを讃えたという。

袋田の滝が別名「四度の滝」と言われる所以である。


♬経の糸はあなた〜緯の糸は私〜♬

中島みゆきの歌を思い出してしまった照れ




厳しい上りを終えると視界が開けた

滝の音はもう全く聞こえない。


あとは下り。


7kmを歩き、駐車場近くの下界に戻ってきた。



薫風が汗を乾かしてくれる。

夜のビールはきっと美味しいだろう爆笑

観たいものを観て満足して

今夜の宿、水府竜の里公園キャンプ場に向かった。


受付の女性は何故か

「今日は3グループですよ」と教えてくれた。 


なんだか少し寂しいよね。


まぁ、いっかー。



まずはお風呂に入って汗を流そう。


お風呂がすぐ近くにあるからこのキャンプ場を選んだのだ。


「竜っちゃん乃湯」

バンジージャンプで有名な竜神峡が近いからね。



さっぱりして夕食の準備をしよう



夫が作ってくれたスパイスボックス。

スパイスだけでなく、小さなものを入れるのに便利。



家にあった食材をとりあえず持ってきた。


まず一品目

チンしたじゃがいもと材料をオリーブ油でゆっくりこんがり炒め、ハーブソルトをパッパしたもの。



もう待ちきれないから、作りながらビールをプシュ笑い泣き



美味しいでーす!



次は

家にあった夫のやきとり缶。

使わないともったいないからねー



薄暗くなってきたのでランタン、スイッチオン。

虫が嫌がる香りを放つローソクも点灯

ローソクは100均で買ったさ〜ウインク


最近の私は沖縄言葉にはまっている。

シンケン?

そう、シンケン爆笑


さて

鍋にやきとり缶をドサッと入れ、ネギ投入、弱火で煮る。



そして溶き卵をさーっと流す。

味付け不要。




美味しくないわけない。


NHKらじる★らじるの聴き逃し配信で

お気に入りの番組を流しながら

缶チューハイもすすむ酔っ払い



安心安全そして温かい車中で

幸せな孤独の時間を味わった。


旅はつづく・・・