興味もなかったUCIレギュレーションm(_ _ )m

 

極端な話をしてしまえばホビーレーサーレベルではエリートクラスや実業団入りまで登っていって優勝可能レベルにならない限り、全く関係ないっちゃ~関係ありません(笑)。とはいえ、レース前の車検通らない可能性も出てはきますが。

しかし、とある事情から機材を提供する側になり、これがやれアジア大会だの全日本選手権で使うっちゅ~ともなると話が変わってきますm(_ _ )m

そう、極端にレギュレーションに沿わないものや逸脱すると、勝つ勝たないの競技参加以前に車検が通らず「失格」。

そう、レースによっては参加できませんとか、参加できるのかもしれないけど競技団体が前提として「記録」としては認めてくれないという事態が発生します。

これでは折角、競技会で勝つコトを目指して練習してきた選手にとっては無駄になってしまうわけですm(_ _ )m

コトに「勝つ」、「勝てる」レベルやこうしたトップレベルの選手が参加する国際競技会になると、もうこれは無視できない大前提となるわけです。

一昔前だとメーカーのワークスチームや国内トップレベルの選手でもない限り、そうした先鋭化した機材には触るコトすら叶わなかった機材が、技術の進歩でそれなりの金額や高額な金額を支払えば、トップエンドな機材を購入できるレベルまで、マーケットも競技人口も「増え」てそれなりに成熟したという事実は否定できません。

自分が地方のヒルクライム大会に出走したときは、あまりに参加者が少なくて小学生だった自分までかり出された大会も、当時からウン十年が経過した現在、5000人からが出場し、エントリーの申し込みに至っては「万」のケタだそうです。
 

事実上、競技参加人口はガチか否かはさておいて、1000倍に増殖したわけです。
そう、まさに万人向けに競技として普及したといっていいわけです。m(_ _ )m

家内制手工業前提の金属パイプで構成されていた競技フレームは1990~2000年代に入るに至り、クロモリパイプからチタンやアルミのパイプフレームが台頭し、アルミパイプセットのフレームが標準化するにつれてお次はカーボンが台頭する時代が来ます。
これに伴い様々な形状やワンオフの機材が勝つために投入されますm(_ _ )m 

 
   こうなってくると機材で結果が左右されるようになり、ある程度の制限措置が出てきたわけです。まぁ、これは当然て言えば当然な気もします。


今ではほぼカーボン一辺倒、それも有限要素法前提の解析、これに基づくシュミレーションエンジニアリングの台頭が著しくなり、巨大資本のメーカー製トップエンドのフレームがいまや当たり前になってしまいました。
 
(競輪を覗いて)

そう、勝とうと思うともうカーボン製のフレーム使わんと勝てません、それも巨額な開発資金とデータの有無はもう無視できないというわけです( ̄ー ̄;

話が前後しますが、アワーレコード樹立にグレアム・オブリーという方が
従来のダイヤモンドフレームの自転車ではない独創的なポジションを確立し、これに最適化した
自転車を自作して記録を塗り替えます。

 
 

その以前なんだろうけどやっぱり極端に前傾したポジションで
アイアンマンレースなどで記録更新などが着目されてこうしたポジションを
採る為にそのための前傾ポジション前提のフレームもメーカーから発売され出します。
 
 こうなるともう、特にUCI規定の及ばないトライアスロンではこの前傾ポジション前提の
フレーム開発が進みます。

そして規定措置をクリアするに形状や剛性を
最適化し易いカーボン素材はうってつけだったわけです。

 
 
こうした様々な物議を経て今の基本(昔からのオーソドックス)「ダイヤモンドフレーム形状」という、
規定が今でも縛りになり、コト、UCI規定の及ぶ自転車競技では無視し得なくなったわけです。

 

このオーソドックスな形状を逸脱すると駄目です、というわけです。

もっとも、このオーソドックスな形状縛り、公正な競技の為というよりは最初はそれまでのパイプセットによる金属加工業である家内制手工業のフレームメーカーがほとんどだった時代の家内制手工業保護という側面の方が強かったとも言われています。しかし既定の及ばないトライアスロンやアイアンマンレース、規定は及ぶにせよ形状が自由に設計し易く、軽量、高剛性のカーボン素材は、開発競争が前提の競技自転車メーカーにとっては事実上、無くてはならない、もう無視しえない素材として標準的開発素材となって普及の一途をたどるに至ります。