今日の『四季通信』は、
『昭和あれこれ』
~「エレキにしびれていた」の巻 ~ です。
※
ぼくが
中学生の頃だったと思います。
どういうきっかけだったか、
忘れたのですが、
寺内タケシとバニーズという
エレキバンドの
『レッツゴー運命』という
LPレコードを買いました。
それまでも
寺内さんのレコードは
買っていたと思うのですが、
その中でも
『レッツゴー運命』は、
強烈なイメージで
今も、
ぼくの中に残っています。
※
どういういきさつで
このレコードが
作られたのかということについては、
こういう話があります。
60年位前になると思いますが、
(あいまいで申し訳ない)
「エレキギターは不良をつくる」ということが
ある県の教育委員会が言い始め、
それが瞬く間に全国的に広まりました。
エレキの会場へ行くと、
学生証が取り上げられ、
また、謹慎、退学ということも起きていました。
そういう風潮に、対抗したのが
当時からエレキの神様と言われた寺内タケシさん。
大人が好きな、クラッシックと民謡を
エレキギターで演奏し、レコードで発売したのです。
それが
この『レッツゴー運命』
レコードは大ヒット。
それが功を奏して、
レコード大賞編曲賞受賞。
それ以後、エレキは、世の中に認められてきたわけです
※
どういうレコードだったかというと
クラッシック音楽を
エレキギターで
弾いてしまおうという
レコードだったのです。
まず
レコードジャケットは
収録曲は
A面
① 運命(ベートーヴェン)
② 白鳥の湖(チャイコフスキー)
③ ペルシャの市場にて(ケテルビー)
④ 熊蜂の飛行(コルサコフ)
⑤ ショパンのノクターン(ショパン)
⑥ 剣の舞(ハチャトリアン)
B面
① 未完成(シューベルト)
② ハンガリー舞曲 第5番(ブラームス)
③ カルメン(ビゼー)
④ ドナウ川のさざなみ(イバノビチ)
⑤ ある晴れた日に(プッチーニ)
⑥ エリーゼのために(ベートーヴェン)
※
どうですか。
そうそうたる曲ばかりでしょう?
『運命』の最初の出だしの
「ダ、ダ、ダ、ダーン」で
もうすっかりとりこになってしまいます。
中学生のころから
今に至るまで
何百回と聴いてきました。
寺内タケシさんは
数年前にお亡くなりになりましたが、
亡くなる前まで
全国で
エレキの良さを伝えるために
頑張って来られました。
グループ自体は
まだやっておられます。
よく
神戸の
「モズライトカフェ」というところで
ライブをやっておられるので
近日中にでも
行ってみようかなと
思っています。
※
ということで
今日は、このへんで。
また明日
お会いしましょう。