今日の『四季通信』は、
『やっつぁんの広島弁大辞典』
~「たちまちビール」の巻 ~ です。
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随分以前
「広島弁大辞典」と題して、
広島弁について
書いたことが何回もあります。
その中から、
今日は、
久しぶりに
「アニメ」にした
広島弁を載せてみます。
表紙に掲げた
題名「たちまちビール」も
広島弁です。
「たちまち」の
答えは、のちほど。
それでは、どうぞ。
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『手がたわん』
意味「手が届かない」
この広島弁は、
わかりにくい広島弁だと思います。
聴いた人に、
だいたい「ぽかん」とされます。
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『はしる』
意味「(傷口に赤チンなど塗って)ひりひりする」
よく「走る」と勘違いされます。
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『こっちへきんさいやあ。』
意味「(こちらへ)おいでよ。」
女の子が言うと
かわいいことばだとおもいます。
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『のすける』
これも他県の人や、
広島県の若い人に
「ポカン」とされることばだと思います。
「物を載せる」という意味です。
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『この机さげて。』
意味は「この机もちあげて。」
似た意味の言葉に『かぐ』というのがあります。
また同じく
『掃除時間になったけえ、
机をさげるでー』という時は、
「掃除時間になったから、
机をうしろに移動させるよ。」
という意味にもなります。
ややこしいですね。
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『げえする』
アニメを見てもらえばほぼ分かると思いますが。
「酒など飲みすぎて・・・」というわけです。
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『さえん』
「あいつはさえん奴じゃ。」と使う時は
「あの人ぱっとしない顔つき」という意味になるかな。
それと「今日はさえんのう」という時は、
「今日はなんかいい日でなかった」ぐらいの意味になるかな。
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最初の「たちまち」の答えですが、
居酒屋さんへ行って
店のおねえさんに
注文するときに、
「たちまちビール2本ね。」
という使い方をします。
つまり、
「とりあえずビールを2本持ってきて」
という感じかな。
これも
広島弁どくどくの
ことばだと思います。
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ということで
今日はこのへんで。
明日、また
お会いしましょう。