今日は『ビートルズあれこれ(レコードの邦題について) 』のその2です。
邦題とともに、訳詞の中で、? といったものを紹介したいと思います。
邦題は『恋を抱きしめよう』
原題は『We Can Work It Out』
CDについている日本語訳をみると、
We Can Work It Outは、「ぼくらなら なんとか できる」
とあります。
ずいぶん、原題よりかけ離れた邦題ですね。
邦題は『悲しみはぶっとばせ』
原題は『You've Got To Hide Love Away』
これも日本語訳をみると、
「恋心は、ちゃんと隠しときな」とあります。
これも、なかなかとんでますねえ。
邦題は『涙の乗車券』
原題は『Ticket To Ride』
そのまま日本語訳すると「乗車券を手に入れた」。
なんか、さえない題名になってしまいますねえ。
そして
LP『ラバーソウル』
これは、ラバーソウルの収録曲のなかの数曲が、
つっこみどころ満載の邦題(ビートルズさん、ごめんなさい。)のオンパレードなのです。
原題と邦題を載せておきます。
原題『Norwegian Wood』
邦題『ノルウェーの森』
歌詞の中に、ノルウェーの森は出てきません。
出てくるのは、ノルウェー製の家具。
原題『Think For Yourself』
邦題『嘘つき女』
たしかに「嘘」は、出てきますけれど。
「自分で考えな」という訳がパンフに書いてあります。
原題『Nowwhere Man』
邦題『ひとりぽっちのあいつ』
ひとりぼっちとは書いてありません。
ただ、パンフの訳が分からない言葉で訳してあります。
「Nowwhere Man」 ⇒ 「益体もない男」
益体なんて言葉、あまり使ったことありませんよね。
辞書を引いてみると、
「役に立たない・つまらない」とありました。
すなわち「Nowwhere Man」の男の人は、
一人ぽっちじゃなくて、役に立たない男だったのですね。
つっこみどころ満載ですが、以下は『ラバーソウル』の
邦題と原題を載せるにとどめます。
原題『What Goes On』
邦題『消えた恋』
原題『I'm Looking Through You』
邦題『君はいずこへ』
原題『If I Need Someone』
邦題『恋をするなら』
原題『Run For Your Life』
邦題『浮気娘』